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朝倉山(1087m)

長野県 2012.11.16 単独 マイカー *** 三等三角点
所要約45分
朝倉山山頂

茅野市郊外の里山。県道424号線が登り口となる。

名前すら知らなかった里山、国地院地形図に載っているのを目にして訪れた。場所は茅野市郊外。山際の集落が標高850メートルもあって、それから見れば山というより丘のようなもの。
ここが戦国時代の城跡だということを来てみて知った。

朝倉山付近の集落で、農作業のおじさんに登り方を尋ねる。粗大ゴミ処分場まで車で行けばいいと、その行き方を教えてくれた。

舗装された林道へ入って間もなく、朝倉城址の道標が目につく。登山道を示す道標と山道らしいものを無視して、さらに車で上がって行く。ゴミ処分場で行き止まり。この先は鉄柵で閉鎖されている。

処分場へ車を止めて「さて山頂はどこ?」
よくわからない。処分場西側の高みを目指してみる。藪を分けたりして山頂と思しきありたをいったり来たりして三角点を探すが見つからない。

処分場へ戻り、次は東方の高みへ。登り口となりそうな場所を探して、車で上がってきた道を50メートルほど戻ると、明瞭な踏跡を発見、これをたどる。左手に高みが見える。直進する踏跡を捨てて左の高みへ。そこにも三角点は見つからない。

 
 三角点

先ほどの踏跡を直進してみる。3度目にして正解を得た。
石柱で囲まれた山頂部にはそこが朝倉城址であることを示す案内看板や「茅野市史跡朝倉城址」と掘られた御影石など。展望を遮る樹木の隙間から、蓼科山、北八ケ岳などがかろうじて望めるのみだった。

山頂の一角にある三角点標石は、それが標石とは思えないほどに欠け落ち無残な姿をしていた。
三角点を探し当てたことに満足して、妻が留守番をしている車へと戻った。