hkk-1215   

凧の峰=たこ(1293m)

長野県 2012.12.03 単独 マイカー
コース 往復30数分
 
凧の峰山頂 熊の爪痕 

明巌山へ登ったあとの凧の峰、ここでご粗末なミス。
というのは国道44号線から駒込の小さな集落への細い道へ入り、明巌山へ登ったまではよかったが、凧の峰はその細い車道をさらに奥へ入ったところにあると思い込んでいた。
明巌山を下山したその足で、農家の軽トラくらいしか通れないような未舗装の道をさらに奥へと歩を進めた。やがて林道は消えてしまった。おかしい・・・変だ・・・いぶかりながらもさらに奥へ。ようやく立ち止まって持参の地形図とにらめっこ。何たることか、凧の峰は国道44号線から少し入ったところにある。つまり、明巌山を下山したら再び44号線へ戻り、群馬県境方面へと車を走らせなくてはならなかったのだ。結局40分ほどの無駄足を踏んでしまった。

**********************************

国道44号線を群馬県境方面へと上がって行く。路面はうっすらと雪化粧。スタッドレスタイに変えていてよかった。

地図で見ると凧の峰の北東に、国道がヘアピンカーブのように大きくくびれたところがある。そのくびれの頭にカーブミラーが立っている。つまり地図上では凧の峰にいちばん近い地点だ。ここに車を止める。

ガードレールをまたいでカーブミラーの背後から少し下って行く。笹の葉には新しい雪が載っている。
沢状の鞍部から笹をかき分けての登り。広い尾根の真ん中を選ぶようにする。その方が帰りも間違わない。ミズナラやカラマツが笹原の中に間隔をあけて佇立している。
一本のカラマツの幹に熊の爪痕を発見。最近のものらしい。思わずあたりを見回す。しかしすでに雪の季節、ママさんはしっかり冬眠に入っているはずだ。

靄のような霧が漂っている上に寒さも厳しい。見通しもよくない。帰り道を間違えないよう、3カ所ほど落ちている枯れ枝を目印に立てていく。
20分ほどで最高点と思われる地点に着いた。広々として笹の茂る平坦地、その中にミズナラなどの大木が黒々と聳えている。

あるはずの三角点が見当たらない。古い赤テープが木に巻き付いている。測量に使ったものだろうか、それらしい棒が放置されている。周囲、笹の下を脚探りで探したが三角点を見つけることはできなかった。残念ながら戻ることにした。

 
≪山岳巡礼≫のトップへ戻る