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上田市 東 山=ひがしやま(797m)

長野県 2021.12.03 М氏同行
コース 塩田運動公園体育館付近の登山口----東山----登山口  約2時間
東山山頂

東山は10年近く前にМ氏と登った里山。気を惹きつけるような山でもなく、地元民以外には無名の山と言った方がいいかもしれない。
訪れるハイカーもまれなためかコースは荒れ放題だったらしい。
М氏をはじめ、地元有志がルート整備をしようと声を掛け合い、こつこつと作業を続けてきた結果、ようやく以前の歩きやすいルートに復元したとのこと。
 

千メートルにも満たない低山、魅力には乏しいが地域の人々の憩いの山として復元できたのは大成果、敬服します。

М氏に誘われ、久しぶりに登ったものの、記憶はほとんど蘇らず。初めての山と同じ。
初冬とは言え、木々の隙間からやわらかに降り注ぐ陽射しはまさしくこれぞ秋の空・・・どこまでも深い

1時間余で山頂に達し、しばらく展望に見入る。この程度の標高でも展望は充分。風もなく透き通った青空、白銀の北アルプスの連嶺に見入り、眼下には戦国時代の雄、真田家の塩田平が悠々と広がっている。 

◆今年は、登山らしい登山がないまま終わりますが、最後に一人のハイカーにも出会わない静かな山で登り納めができたことに満足。


長野県 2012.12.21 М氏同行 マイカー
コース 登山口(11.00)---明神岩(11.30)---二等三角点(10.15)---東山(12.45)---塩田運動公園体育館へ下山(13.15)
 
二等三角点(点名諏訪形) 四等三角点(点名紅平)

HP『上小30山』の管理人Мさんに同行させてもらった。東山は信州の鎌倉とも言われる塩田平の一角にある低山で知る人も少ない。

国地院地形図を見ると別所線下の郷駅の東方、工業団地の先の丘陵状の山である。地元ではこの丘陵状の山を総称して小牧山といっているようだ。地形図には『東山』と記載されている。

塩田運動公園の体育館横に車をデポ、もう一台の車で工業団地先の登山口へ。勝手知ったМさんが林道を少し入った小さなスペースに駐車。

トレッキングコースという道標が随所にある。
里山らしく林道や山道が何カ所も交差している。この山に詳しくない人は道標通りに歩くのが無難だろうが、Мさんの案内で細い踏跡をたどったりして30分、明神岩の頭に立った。

◆長野市から上田市に向かう高速道からの北アルプス銀嶺は、霞に閉ざされてしまったのが残念。目に入る目ぼしい山は蓼科山や美ケ原。しかし四周山々に囲まれた塩田平の俯瞰図は、まるで箱庭そのものの眺めだった。

二等三角点峰からの根子岳。四阿山

明神岩から15分歩くと二等三角点,点名は『諏訪型』で本日のコース最高点。四阿山、根子岳の眺めがいい。浅間山も頭を見せている。
三角点を後にして次の三角点へ向かう。地形図の東山と記載されたあたりを通過し、その先の三角点までは約50分。四等三角点で点名は“紅平”。いかにも里山という雰囲気がある。

車のデポ地点へと下る。途中から道標を離れて藪っぽい道をたどる。以前に比べるとかなり荒れているという。利用する人も少ないのだろう。

塩田平周辺の山に詳しいМさんのおかげで、時にはトレッキングルートを外したりして楽しむことができた。無名の山ではあるが、道標通りに歩けば安心して歩ける初心者向けのトレッキングコースて言ってよさそうだ。東山が今年の登り納めとなった。

 
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