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≪四国遍路(マイカー)で立ち寄った山≫  
2013.03.13〜17日


山頂付近まで、場合によっては山頂まで車で上ってしまった山もあります。とても登山
とは言えないかもしれませんが、山頂を踏んだということで報告させていただきます。
   
  
 塩塚峰 四国百名山  清滝山  ******   虚空蔵山   四国百名山  白皇山 ****** 
 白滝山  一等三角点 横 峰   一等三角点  御篠山  ******  出石山 ******
皿ケ嶺 四国百名山  楢原山  四国百名山  ******  ******   ****** ****** 


塩塚峰(1043m)  

愛媛・徳島県 2013.03.13 霧・強風 単独 マイカー *** 二等三角点
コース 展望台から山頂を往復 30数分?
塩塚峰
≪四国百名山≫

高知自動車道新宮ICを出る。
霧の森、塩塚高原への道標に導かれて車を走らせる。道路は終点まで舗装されている。曲がりくねった道を走り切った終点には広い駐車場があり、すぐ上に東屋が建っている。
車から降りると強風が吹いている。東屋へ上がると半端な強風ではない。流れる霧の一瞬の切れ間からあたりの景観が広がる。冬枯れのカヤトの先に見える三角形が塩塚峰のようだ。

とにかく猛烈な強風、霧の切れ間から山頂の写真を狙ってみたが、どんなに踏ん張っても体が揺れてシャッターを切ることができない。頬をたたく風が痛い。撮れたかどうかわからないが、一瞬の霧の晴れ間にシャッターを切ってみた。
写真はあきらめ、よろける体を何とか立て直しなから、カヤトの中の一本道をフラフラしながら進む。あまりの強風に耐えられず、思わずしゃがみこむことも何回か。
天候がよかったら10分少々で達することができそうな距離を、たぶん20数分はかかってしまったと思われる。

この日、全国的にも強風、突風が吹き荒れて被害を出したということ後で知った。
     
清滝山(378m)

高知県 2013.03.13  曇り 単独 マイカー *** 三角点なし
コース 四国霊場35番清滝寺の裏山

2万5千図を見ると、清滝寺の裏に標高378メートルの清滝山がある。前回歩き遍路の折には省略してしまったが、今回は参拝のあと足を延ばすこととする。

参詣を済ませあと、清滝寺から左手の林道へ入る。薬王寺、平等寺などの石像がある。
柚子畑から落ちた実が林道に散乱している。管理されずに放置されているのだろうか。この様子を写真に撮ろうとポケットに手を入れると「あっ、忘れた。カメラがない」、最近こんなへまが多い。なにしろもったいないほどの柚子が道に転がっている、北国信州の人間には信じられないものだ。

地図には清滝寺への登山道は記されていないが、ネットで探した懇切なサイト(http://www.kawanoe.tv/366-080221kiyotakiyama.html)を参考にしながら進むと迷うことなく、簡単に清滝山へ着いてしまった。
できたらこの先のピーク「石土ノ森」まで足を延ばしたいところだったが、時間の関係もあってそそくさと引きかえした。


虚空蔵山(675m)

高知県 2013.03.14  晴れ 単独 マイカー *** 三等三角点
コース 林道終点付近から山頂へ

山頂
≪四国百名山≫

須崎市内からR494号線を北上。虚空蔵山の案内標識を見て分岐。車はどんどんどんとん高度を上げていく。天文台を過ぎてやがて車道終点となる。
展望台らしきものがあり、そこが山頂と思って三角点を探したが見当たらない。
しっかりした道が延びているので進んでみる。墓石一基の墓があったが、次第に高度を下げていく。

元の駐車地点へ戻る。
周囲を見回すと、さらに鉄塔のある高みが見える。どうやらそれが虚空蔵山らしい。車を少し下まで行ってみると虚空蔵山への道標が見つかった。
やや急な登山道をひと登りすると山頂だった。
広々とした山頂には虚空蔵山の表示と三角点、電波中継施設などがある。眼下には太平洋が俯瞰できた。


白皇山=しらお(433m)

高知県 2013.03.14  晴れ 単独 マイカー *** 三等三角点
コース 足摺スカイライン(R348)から少し入ったところが山頂

 
 
 山頂?


38番金剛福寺を打ったあと、足摺スカイラインを北上。
カーナビモニターに映る白皇山を頼りにして路肩の広がりに駐車。
見当をつけて薄い藪の中へ入る。尾根状になると巨岩が点在する。獣道か踏跡か、それをたどって一番高いと思われる地点に達する。写真のような巨岩があり、三角点を探してみたが不明。たぶんここが山頂あたりで間違いあるまい。



白滝山(447m)

高知県 2013.03.14  晴れ 単独 マイカー *** 一等三角点
コース 足摺スカイライン(R348)から航空管制施設への車道を入ったところ

航空管制施設


足摺岬から足摺スカイラインを北上。
鉄製の頑丈な金網門扉があって進入できない。車を止めとフェンスの隙間から入る。見つかったら多分咎められるだろう。
車道を少し歩く覚悟だったが、すぐに管制施設に着いてしまった。建物の付近に人影が見える。そのあたり一等三角点があるはずだ。無断で進入してきた手前、声をかけて三角点のことを尋ねる勇気もない。咎められないうちに早々退散した。



御篠山=おささ(446m)

愛媛県 2013.03.15  晴れ 単独 マイカー *** 四等三角点
コース 43番霊場明石寺から少し山中へ入ったピーク

 
 明石寺山門

国地院の地図を見ると、明石寺の裏が388mの観測点で御篠山、その真北すぐのところに三角点(445.5m)が記されている。
明石寺自体は山の上にある寺院と言う感じではない。
ネット(http://www.geocities.jp/ishildsp2004/kikou/ehime2.htm)の記録を参考にして急ぎ足で往復。
遍路道などが整備されていて散歩気分の往復だった。


出石山=いずし(812m)

愛媛県 2013.03.15  晴れ 単独 マイカー *** 三角点なし
コース 出石山々頂に別格霊場出石寺がある

 山頂の出石寺

八幡浜市から道幅の狭い28号線を、蛇行を繰り返しながらどんどん標高を上げていく。
出石寺への分岐案内から間もなく出石寺の駐車場に着く。
石段を上がると出石寺、そこが出石山のピークでもある。
三角点もなく、一番高いところに建つ本堂へ参拝するだけ。
山登りとは言えないが、国地院地図には「出石山=しゅっせき」、そして標高812mと記されている。


皿ケ嶺(1271m)

愛媛県 2013.03.16  晴れ 単独 マイカー *** 二等三角点
コース 風穴駐車場から山頂往復  登り40分 下り35分

≪四国百名山≫

皿ケ嶺山頂
前夜は久万高原町古岩屋荘泊、翌早朝出発。
久万高原ゴルフ場付近から209号線へ入って北上。上林峠のトンネルを抜け、しばらく下ってくと風穴の大きな駐車場に着く。

登山道はよく整備されていて歩きやすい。山頂までの高低差は320m前後。急ぎ足で上をめざす。
林床には笹、芽吹き前の落葉樹の林が気持ちいい。山登りをしているという気分になる。

ひと汗かいて、40分ほどで山頂着。広々として明るい山頂にはいくつものベンチや山名表示板、それに二等三角点など。
地面の踏み固められた様子から、訪れるハイカーの多さがうかがえた。


楢原山(1040m)


愛媛県 2013.03.17  晴れ 単独 マイカー *** 四等三角点
コース 林道終点から往復35分

≪四国百名山≫

     
   楢原山山頂  杉の古株
今治市内から鈍川温泉を目印にして進む。温泉街を過ぎると道幅が狭くなるものの舗装されている。登山口への分岐表示も見逃すことはない。
斜面から落下したこぶし大の岩片が頻繁に散乱、それを避けながら高度を上げていく。
林道終点は広くなっていて駐車には困らない。

早速山頂をめざす。登山口にはゲートのような石柱が建っている。標高差は100mあるかないかの楽な登り。
ブナなどの大木もあって、山らしい雰囲気がある。
杉の古株や、初代子持山杉の残骸などがある。その大きさから昔の巨杉の森が目に浮かぶ。

あっという間に山頂に到着。
楢原山は信仰の山で、牛馬の守護神が祀られたとい由緒が石碑に彫られている。石祠など信仰の山らしい厳な雰囲気が漂っていいた。


横 峰(858m)

愛媛県 2013.03.17  晴れ 単独 マイカー *** 三角点なし
コース 60番横峰寺の駐車場から10分ほどで山頂

朽ちた展望櫓
昨春の歩き遍路のおり、脚の痛みに耐えかね参拝するだけが精いっぱい、山頂を踏まずに心を残したのを思い出す。

脚痛に耐えながら登った道を今回はマイカーで楽々上がってきた。
納経を済ませた後、駐車場のそばにある『石鎚山展望台』の標識に従って山道へ入る。
展望台まで訪れる人も少ないのか、道はかなり荒れている。「恵山登山記念」の看板を過ぎて、藪の中を登ると朽ちた木製櫓がある。これが展望台ということか。その上がピークで電波中継施設らしきものが金網に囲まれている。
木々の梢越しに見える霞んだ山影が石鎚の連山だろうか。

2万5千図に記された858m観測点が駐車場の場所のように思える。ピークの方が50メートルほど高い感じだ。