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長野県東信の山 オコウ山(1379)・鳴尾山(1459m) 

長野県 2013.04.17 単独 マイカー  鳴尾山 二等三角点
コース 釣堀前(7.55)―――分岐(8.10)―――分岐(8.40)―――分岐(9.00-9.05)―――オコウ山(10.3010.45)―――鳴尾山(11.40-11.50)―――釣堀前(13.00 

里の桜は満開。風もなく春うららの陽気に誘われて、山友Мさんと東信の2座を登ってきた。
桜や桃の花が爛漫の春を告げ、リンゴ畑も白い花がほころび始めているが、山の木々はまだ冬枯れのたたずまい。 

オコウ山々頂

長野ICを出て県道35号線を地蔵峠へ向かう。峠を越えて真田町方面への下りに入ると間もなく釣堀が見えてくる。空き地に駐車してМさんと合流。
釣堀の前から地蔵峠へ通じる林道へ入る。林道入り口には古びた木の鳥居がたっていた。
10数分歩くと分岐、直進は旧地蔵峠方面、ここは右へ折れて未舗装の道となる。道はいたるところイノシシがミミズや昆虫を探して掘り繰り返されている。畑を耕したあとのようだ。林道は意外と勾配がある。野鳥の囀りを耳にしながら足を運ぶ。合わせて4つ目の分岐を右へ入り、50mほど行ったところで右手の笹薮へ突入、オコウ山山頂をめざす。

笹は膝上ほどで見通しもきくので心配はない。その笹薮もすぐに抜け出して、あとは歩きいいところを適当に拾って上へ上へと登っていく。直線的にルートをとるためにかなりきつい急登。汗が噴き出す。
30分ほどの急登でオコウ山山頂。木の幹に色テープが何本か巻きつけてあるだけで山頂表示もない地味な頂だ。膝丈の笹とそれを取りまく落葉樹林。三角点もないし何ともそっけない頂だが、それもまた良し。

10数分の滞頂の後に、林道まで降りる。

二等三角点『鳴尾』山頂

林道をわずか戻ると北へ延びる林道が分岐している。分岐した林道を10分前後行ったところで右手の山腹へとりつく。オコウ山同様、こちらも国地院地図には歩道の記載がない。藪は気になるほどではない。歩き良いところを選んで高い方へ高い方へと登って行く。ときおり立ち止まって下山の目印を記憶にとどめる。山頂が近づくにつれて勾配も増してきた。林道か

らの高低差200メートル、ひと汗かいて山頂となる。ここも笹と落葉樹のみ、山頂表示も展望もない。目当ての二等三角点は笹の葉っぱの下、周りの笹を手で折ってからカメラに収める。
国地院地図にはこのピークの名前が載っていない。三角点名は『鳴尾』となっているので、とりあえず山行記録には“鳴尾山”としておく。里山としては明瞭なピークであり、かつ二等三角点もあるのに、山の名前が記載がないのはいかにも不遇。

方向を間違えることなく、ぴったりと登りで取り付いた地点の林道へ降り立ち、駐車場所へと戻った。

 
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