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 霧訪山(1305m)・大芝山(1210m)・洞峰(1199m) 

長野県 2013.04.22 単独 マイカー  霧訪山 二等三角点
コース 神の山自然園入口(6.15)---鉄塔(7.00)---稜線分岐(7.25)---霧訪山(7.40-7.50)---大芝山(8.35)---洞峰(9.00)---神の山自然園入口(9.35)

霧訪山山頂からの穂高岳

ここ長野市は季節外れの寒波と積雪。その翌日霧訪山・大芝山の巡回コースを歩いた。

 

霧訪山はすでに3回登っているが、いずれも辰野町北小野地籍から往復したもの。今回は初めてのコース、霧訪山から大芝山を周回する予定。
塩尻市内から大芝山の北西方向にあたる下西条の神の山自然園へ向かう。途中いくつかの霧訪山登山口の道標を見て神の山自然園入り口の駐車場着。早速出発する。 

道は凍ついて滑る。霧訪山への道標に導かれて登山道へ入る。思いのほか積雪がある。昨日の足跡だろうか、雪の降る中を歩いたのかもしれない。
積雪は20cmから25cmほど、靴の隙間から雪が入る。スパッツを持参しなかったのが悔やまれる。 

登り着いた稜線が、大芝山と霧訪山の分岐。右方向の霧訪山へ向かう。すぐにニ又となり女坂をとって山頂へ。落葉樹林の雪道は気持ちいいスノートレッキング、天気も雲一つない絶好の日和。 

1時間半ほどで霧訪山山頂着。直近に登ったのは2011年、今から12年前のことになる。邪魔な樹木を伐採したのか、展望が良くなった気がするし、山頂も広々と感じられる。雪に覆われているためかもしれない。
穂高の雄姿をはじめとして、中ア、南ア、八ケ岳など中部山岳の銀嶺がぐるりと見回すことができる。

     
 霧訪山山頂  大芝山山頂  洞峰山頂

霧訪山は20年以上前、山と渓谷社の雑誌で“霧訪山=きりと”という名前がロマンを感じさせ、加えて今では珍しいオキナグサの自生が見られる山として人気となって、関東圏をはじめ訪れるハイカーが増えた山でもある。時期的にはオキナグサの咲くころ、雪の下に咲いていないかと思い少し雪を掘ってみたが見つからなかった。そのオキナグサも今はほとんど絶えてしまつたとも聞く。 

展望を楽しんでから次の大芝山へ向かう。分岐へは固定ロープの張られた男坂をとる。
ミズナラの大木が林立する雪の道を進む。枝先には霧氷が輝き、抜けるような青空にまぶしく映えている。起伏の少ない稜線、まさにルンルン気分のスノートレッキングをしばら味わいながら足を運ぶ。 

スノートレッキング

大芝山は平坦な尾根の途中にあって、標識がなければ知らずに通過してしまうような山だ。三角点はないが、国地院地図には「大芝山1210m」としっかり記載されている。 

気持ちいいトレッキングを楽しんでいると樹林が途切れて小さなピークに出た。古びた標識に「洞峰1199m西条城址」と書かれている。国地院地図には観測点1199mとして載っている。 

道標にしたがって神の山公園への道を下る。やがて林道へ降り立ち、さらに今朝ほどの車道へ合流して左へ進むと駐車した場所へと戻った。恵まれた天候と、新雪を踏む楽しいトレッキングに大満足のハイキングだった。

 
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