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 岐阜 権現山=板山(984m)・奥繁谷(山)(168m

岐阜県) 2013.05.05 単独 マイカー 権現山(板山) 四等三角点   奥茂谷山 三等三角点
コース

駐車場所(8.30)-――林道終点―――最初の鉄塔(9.20)―――柿坂峠(9.30)―――116番鉄塔=奥繁谷山(10.10-10.20)―――柿坂峠(10.40)―――分岐(10.50)―――権現山―――板山三角点―――分岐(11.15)―――林道終点(11.35)―――駐車場所(12.15  

岐阜百座の『八尾山』を目指したが・・・ 

八尾山手前の三等等三角点々名は『奥茂谷』

下呂市東仙峡金山湖の東側、R431号「道の駅・馬瀬美輝里」からやや北へ上がった地点で、西村集落へ入る。そこで八尾山登山口となる『柿坂峠』への道を尋ねる。これが失敗、登山に出かけてこの手の失敗はけっこうあるものだ。(悪いのは尋ねる方で、教える人に罪はない)この道を左へ左へと上がって行けばいい・・・・。(ここは、最初の分岐を道幅の広い右手の道を選べば無事に柿坂峠へ行けたものと思われる) 

集落を抜けて林道へ入る。鉄製の頑丈な造りの獣侵入防止扉がある。留め具を外して中へ入る。ダートとなり不安を感じさせる林道だ。ひ弱な我が愛車は何回か腹をこする。我が身の腹がこすられるような痛みを感じる。柿坂峠かな?と思える広がった場所に車を乗り捨て、あとは林道をてくてくと歩く。歩くことには抵抗はない。
やがて林道は終点行き止まり。何、これ? 思いもしない状況に直面。地図と見比べるが理解できない。あとでわかったことだが、そのときの現在位置は持参した地図からはみ出した地点、地図と見比べても見当がつかなかったはずだ。 

林道終点の正面にピンクのビニールリボンかつけられていた。この付近で登る山としては八尾山しか思いつかない。テープはたぶんその痕跡と勝手に決めきこんでそのテープを追って行くことにした。やがて右下に林道が見え隠れしているのに気づく。八尾山へは、林道が右下に走る尾根歩きのはずだ。このテープは正当なルートを示している・・・と、安堵した気分でピンクテープを頼りにして小さなアップダウンを繰り返しながら進む。 

 
権現山の『板谷四等三角点』  柿坂峠石碑

幾つも送電鉄塔を通過、やがて“権現山”の道標を見る。時間があったら帰りに寄ることにしよう。そのすぐ先で何回目かの下降、降り立ったのは舗装された立派な車道、えっ?一瞬戸惑う。見るとそこには『柿坂峠』の碑石、八尾山登山口となるところた。バッキーン・・・打ちのめされた思い。いったいどこをどう歩いて来たというのか。車を捨てて2時間10分も休むことなく歩いて来たのに、今からスタート地点に立つのか・・・・トホホ。
迷うことなくここまで車で来ていれば、八尾山を往復してもう帰ってくるころだ。教えてくれたお爺さんが恨めしい。
 

道の反対側に風化した文字で八尾山入口と読める板切れがあった。
とにかく行くことにしよう。気を取り直してこれまでと同じようなピンクテープを追って登って行く。尾根通しに立っている送電鉄塔を一つ2つと通過し、NO.116番鉄塔の立つ展望良好の顕著なピークに登り着いた。先を見ると八尾山と思われるピークが確認されるが、思いのほか距離感がある。あれを往復し、さらに駐車場所まで戻るのはかなりつきつい。

権現山山頂

無駄足を悔いて肩を落とし、しばし立ち尽くして近くの藪陰に目をやると、三角点標石に添えられる白杭の頭が見える。近づくと紛れもなくそこには三等三角点の標石があった。山の名前は地図にも記載がなく不明だが、これなら登った山に加えても文句はあるまい。八尾山を断念する決心がついた。帰宅後点名を調べると『奥繁谷』、仮に奥繁谷山としておくことにした。 

昼食のパンを食べ、水を飲んで気分も穏やかになったところで来た道を忠実に拾って柿坂峠へと戻る。柿坂峠から駐車地点まではまだかなりある。
来るときに権現山への分岐道標を目にしたが、この柿坂峠にも『権現山入口』の標識が立っていた。
峠からひと登りしたところで、権現山への分岐道標に導かれて藪っぽい道をたどるとすぐに権現様の碑石が3基杉林に囲まれるように据えられていた。(秋葉大権現・熊野大権現・金比羅大権現)その隣には電波中継施設らしい鉄塔もあった。 

地図を見るとこの付近に三角点かある。地形と地図を見比べながら探してみると、権現山から10分ほどのところに三角点を見つけることができた。等級は四等、点名は「板山」だった。 

八尾山へは行き着けなかったが8割方満足し、満開のヤシオツツジ?を愛でながら駐車場所へと戻った。

 
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