白草山(1641m)・箱岩山(1669m)
岐阜県 | 2013.05.06 | 単独 | マイカー | 箱岩山 三等三角点 | |||||||||||
コース | 林道入口(5.30)―――登山口(5.50)―――尾根上(6.10--6.15)―――四等三角点(6.30)―――三叉路―――白草山(7.20-7.30)―――箱岩山(7.45-7.50)―――白草山(8.10)―――登山口(9.15)―――林道入口(9.45) |
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岐阜山旅の2日目。 【岐阜百山】
山頂までの高低差は800メール弱。R257号線舞台峠の加子母観光センター付近にある白草山の道標を見て、あとは道標どおりに車を走らせると大きくカーブした先に御厩野(みまや)コースとなる御厩野林道入口に着いた。ただしこの林道はゲート封鎖はされていないが、通行禁止の表示、事故があっても責任は負いませんと言う注意書きがある。 何回もジグザグを切りかえす。ジグザグと言ってもかなりの急こう配だ。延々とつづく杉の人工林は陰気臭く、ひたすら足元に目を落として高度を稼いでいく。登山口から40分ほどで、ようやく尾根状の明るいところへ出た。 南側の展望の開けたところに三角点があった。予定していなかったコースを選んだのでこの三角点のことは調べてなかった。点名は『中尾』で等級は四等、標高1296m。南方の展望が開けているが、あれは中津方面だろうか。山頂までは残り1.4Kとある。
突然前面に立ちはだかるような四角い大岩、天狗岩と案内されていた。登山道脇にショウジョウバカマが点々と咲いている。ショウジョウバカマというのは群落を作らずに点々と何株かづつ植生する性質があるようだ。 登ってきた御厩野コース、それと鞍掛コースの合流する三叉路となり、トイレやプレハブ小屋がある。トイレも結構きれいだった。ここから最後の登りとなる。登山道は途切れ途切れに残雪に覆われ、雪の上を登って行く。 間もなく樹林を抜け出して一面笹原の大展望が開けた。山頂は目の先、一投足で笹原だけの山頂に立つと360度の大パノラマが待っていた。 一人、二人と登山者が到着、すぐ隣にある三角点ピークのことを尋ねると、今そのピークを通過してきました、ここからわけないですよという話だった。それなら行かずに帰るわけにはいかない。そのピークは国地院地図には山名は記されていないが『箱岩山』というれっきとした名のあることもわかった。
さっそくその箱岩山へ。 白草山より29メートル高い。立ち枯れの幹をうまく使った山頂標識と三等三角点標石、樹林に遮られて展望は今一つだが、どことなく好もしい雰囲気が漂う山頂だ。予定にはなかった三等三角点のピークを踏んだ満足感で白草山へ戻り、あとは一気に登山口へと引き返し、このあとすぐ隣の寺田小屋山を目指すことにした。 このコースで出会ったのは初老の夫婦一組だけだった。
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