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 角田山(446m

新潟県 2013.05.14 単独 マイカー 二等三角点
コース 五ケ峠(4.40)---休憩舎(5.10)---角田山(5.35-5.40)---五ケ峠(6.30)
【越後百山】

 長野市の自宅を夜中の2時出発。
巻潟東で高速を下り、4時半過ぎに登山口の五ケ峠着。広い駐車場、コース案内板、トイレなど、受け入れ態勢は万全。
ただちに出発する。すっかり明るくなっていて歩くのに支障はない。
出来れば今日一日で角田山、弥彦山・多宝山、桝形山、八石山を登りたい。

角田山々頂

落葉樹林には乳白色の霧が漂い、幽玄な雰囲気に包まれている。
角田山は片方の裾を日本海に落とした小さな山だが、四方から7本の登山道が山頂へと集まっている。選んだコースは高低差のいちばん小さいという『五ケ峠コース』、山頂まで300mほどだ。

道標、登山道整備は万全、踏み込まれた道の様子から訪れる人の多さが推測される。ユキワリソウの表示が目につく。雪解けの時期にはこの花を狙って訪れる人が多いのだろう。
コースはゆるやかで急登はわずかしかない。ごく小さなアップダウが何回もあり、高低差の割には時間がかかるが、歩きやすさはファミリー向きの山だ。樹林帯がつづき、山頂まで展望の開けるところはほとんどない。
森林浴気分で霧の樹林を30分ほど登ると休憩舎がある。
日本海に面した多雪地帯、雪解け期には登山道がぬかるむのだろうか、木道が敷設されている。山の整備に経費をかけているのがわかる。

気が付くと霧の上に出たようだ。山頂の展望はどうだろうか。佐渡が目の前に見えるかもしれない。樹林の中に建つ“三望小屋”を過ぎると山頂はもうひと息。
登山口から1時間弱で山頂に到着した。公園のように整備された広い山頂は、芝生に覆われて山の上と言う感じがしない。
雲海のように眼下に沈んだ霧が、残念ながら眺望を遮っている。
初老の男が反対がわから登ってきた。様子から日課として毎日登っている人のように見える。着いたらと思ったらそそくさと降りていった。

公園のような山頂

まず2等三角点を確認する。無残に損傷した姿が痛々しい。“南無観世音菩薩”と書かれた台座の上に菩薩のブロンズ像、三角屋根の山小屋、ベンチ・・・新潟市民の憩いの山ということだろう。 

下山はヤマイチゴ、イカリソウ、チゴユリなどの花をカメラにおさめながら、50分ほどで登山口へと戻った。

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このあと弥彦山・多宝山、桝形山、八石山を今日中に登りたいと思っている。

 
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