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 弥彦山(634m 多宝山(634m

新潟県 2013.05.14 単独 マイカー 多宝山 一等三角点
弥彦山 三等三角点

コース 弥彦神社(6.00)---5合目(6.40)---稜線分岐---弥彦山(8.15-8.20)---ロープウエイ駅---多宝山(8.55-9.00)---ロープウエイ駅(9.25)---分岐---弥彦神社(10.50

 【弥彦山・・・・越後百山・日本の山1000】
 【多宝山・・・一等三角点】
 

 弥彦山山頂

朝いちばんに角田山を登ってから弥彦神社へ移動してきた。神社下の大駐車場は早朝のためか車はゼロ。本殿に参拝をすませるとすぐに出発。
本殿前の境内左側にロープウエイ乗り場への道がある。万葉の道と称するこの道を少し上がって行くと左手に登山道が分岐する。ここから山頂までかなり急な登りがつづく。 

登山道を登り始めると朝一で山頂へ登ったらしい人が下ってきた。たぶん毎朝の日課としている人だろう。高低差600メートルほどを毎日というのは大変なことだ。大阪・奈良県境の金剛山も登頂回数を競うその数で知られるが、私が10年以上前に登った時、1万回に近い人がいたが、今はどのあたりまで数字が伸びているか。
次々と早朝登山のおじさん、おばさんたちが下ってくる。かなりの人がこの厳しい日課にチャレンジしているようだ。

神社で管理しているのだろう、登山道の整備は行き届き、合目ごとに御影石の表示がある。
大きな石の鳥居があらわれて、ここが中間の5合目、1000回登頂記念と言う碑が立っている。良い休憩ポイントだが、ここは休まずに登って行く。キイチゴの花がたくさん目につく。6合目には『里見の松』の表示、目で探してみたが松があるのかどうか不明。ビューポイントと思われるが、もやっていて視界は悪い。遠景はただぼんやりと霞んでいるのみ。 

弥彦山と多宝山をつなぐ稜線コルへ登り着く。汗びっしょり。けっこう急な登りだった。弥彦山ピークは左、幅広の道をもうひと登りしなければならない。
鉄塔が林立するその先の高みが弥彦山、石の鳥居をくぐりピークに立つ。玉垣の中には石の祠、神様の山と言う雰囲気が漂っている。あいにくの霞もようで見通しは悪いが、運が良ければ大展望が楽しめただろう。展望板には鳥海山、朝日連峰、飯豊連峰、日本平山、粟ケ岳、守門岳、燧ケ岳、越後駒、巻機山、苗場山など、名だたる懐かしい山々が記されていた。 

 
多宝山一等三角点 多宝山の一等天測点  弥彦山から見た多宝山

次に向かう多宝山が稜線通しに見えている。かなり距離がありそうだ。
弥彦山をあとにして来た道をコルまで戻り、さらに先のロープウエイ駅舎を通って下って行く。降り立ったところはあれっ!立派な車道だ。こんな道があることは知らなかった。ここまで車で来てしまえば、弥彦山も多宝山もあっという間だ。ま、いいか。ドライブに来たわけではない。登山に来たのだから。 

車道からはすぐに目の前の丘状の突起へと足を運ぶ。丘の上は広々とした公園になっていた。公園を突っ切り、下って行くと再び車道。だったら車道をそのまま来てもよかったようだ。道標はないが、車道の反対側に多宝山への登山道と思われる山道がある。これをたどって灌木の道を登って行くと、意外に早く山頂に達した。気象庁の大きなドームがあり、その前には一等三角点の標石、天測点、山頂標識柱。標石は残念ながら角が少し欠け落ちていた。

国地院の地図を見ると、弥彦山と記された石祠のあるピークは634m、そして多宝山と記された一等三角点は633.8mと同じ高さ。この634mは東京スカイツリーと同じ、それを観光の売りにして『634mを体感しませんか』と客寄せを図っているようだ。
 

越後百山はたぶん両方のピークを合わせて『弥彦山』としているのだと思う。
まずは汗の代償に2座のピークを稼がせてもらったことに満足し、再び稜線の分岐まで戻って弥彦神社へと下った。

 

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朝から角田山、弥彦山と登り、次は予定の二等三角点桝形山。カーナビにセットして車を向けた。

 
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