浦ノ山(1158m)
長野県佐久市 | 2013.08.19 | 単独 | マイカー | 三等三角点 |
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コース | 香坂ダム(8.50)---最初のピーク(9.35)---浦ノ山(10.10-10.20)---下山(11.05) | ||||||
連日の猛暑つづき、この時期に里山でもあるまいに。 長野市周辺は、未登の山を探すのが難しいほど登りつくしてしまった。2000座登頂の目標を意識した数稼ぎで選んだのは、群馬県境に近い佐久市の浦ノ山、標高は1158m。いわゆる里山。 国地院地形図には三角点表示は載っているが山名はない。三角点名は『浦ノ山』、地元で何と呼んでいるのかは不明。ネットを検索したが登頂記録はヒットしなかった。
自動販売機が3台ほど設置された付近に駐車。北へ向かう舗装道をつま先上がりにたどると、高速道の施設らしい構造物が建っている。高速道の下をトンネルで潜り抜けると道は行き止まり。 さてどこから取りつくか。踏跡らしいものは見えない。草むらから適当に山の斜面へと入って行く。地図にある歩道らしきものはわからない。消滅したのかもしれない。感を頼りにして高い方へと登って行く。藪は薄く歩くのに支障を感じることはない。下山の目印に、落ちている枯れ枝をところどころ立てていくが、多分役には立たないだろう。 高低差にして200m余、小さなピークに登りつく。赤松の幹に赤テープが三重にも四重にも巻きつけられている。標石らしきものがあるが、三角点か境界石か、刻字が読めない。三角点にしては到着が早すぎる。地図を確認して、小ピークからは尾根を伝って東方へ進む。踏跡らしくなってきた。赤布もときどき目につく。こんな山でも登っている人がいるようだ。境界を示す金属の白色L型杭がつづいている。小さなピークを三つほど越えて行く。三角点を見落とさないよう、ピークを通過するたびにあたりを確認して次のピークへ。 最初の小ピークと三角点のあるピークとの間に、小ピークが三つあった。 三角点のあるピークはやや広がった平地、赤松に囲まれて展望はないが、レースのカーテン引いたような薄靄の中に妙義の突兀とした岩峰がわずかに望見できた。 同じ道を引き返す。最初に登り着いた小ピークからは、なるべく取付点に近いところへ降りたいと、目印や記憶を呼び起こして下ったが、途中からはどこを下ってるか見当がつかなくなる。下から高速道の自動車の音が聞こえるので心配はないが、歩きいいところを拾っていくと、ほぼ正確に取りついたところへほ降りることができた。 小さい山ながら、猛暑の山歩きはたっぷりと汗をかかせてくれた。 |