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 志賀高原 旭 山(1524m)・・・(2)

長野 2015.08.14 妻・孫娘・長男 マイカー 三角点なし
コース サンバレー駐車場(11.30)---山頂(12.00-12.10)---一沼---サンバレー駐車場(12.35)
旭山山頂

2年前の初秋、途中で小熊に遭遇。危険を感じて山頂手前で引き返した山。
今回は家族3代で登った。

コースは前回と同様、サンバレースキー場の駐車場から出発。雨がしょぼしょぼと降っている。よく整備された登山道は、風が無いので傘をさして登ればそれほど濡れるとこもない。

部活で運動をやっている孫娘は、さすがに足取りが軽く、スイスイと登って行く。
傘も雨衣もなく、濡れながら下ってくるグループ二つとすれ違う。出発時は降っていなかったのだろう。
クマよけの金属板を威勢よくたたいて
「熊さん今日は出ないでネ」とお願いして進む。前回小熊と出会ったところは何事もなく通過。
ほとんど急登もない道をたどっていくと、白い皮が目に沁みる白樺林がる立つようになる。白樺美林に目をやりながら脚を進めると山頂到着。
高低差150mほど、所要約約30だった。
山頂も白樺が目立ち、漂う霧とあいまって、幻想的な雰囲気を見せていた。
帰りは雨が少し強くなり、歩道は小川のような流れを作っていた。

前回と同様、一沼のヒツジグサを見物してから駐車場へと戻った。


志賀高原 旭 山(1524m)・・・(1)

長野 2013.09.06 単独 マイカー 三角点なし
コース サンバレー駐車場(3.25)---山頂直前(3.45)---一沼---サンバレー駐車場(4.050)
一沼のヒツジグサ

【クマさんと遭遇】

こっぴどい目にあわされた万座高原黒湯山からの帰路、志賀高原の旭山へ立ち寄る。山というより、遊園地の中の歩道を歩くのと同じ。

サンバレースキー場の駐車場から出発。あたりはすっぽりと霧に包まれている。
琵琶池は寄らずに通過、その分岐には山頂まで1200mの標柱がある。高低差は100mほど。道は遊歩道として整備され、サンダルでも歩けそう。

途中にクマよけに打ち鳴らす金属が何カ所かぶら下がっている。目についたところでは立ち止まって威勢よくたたく。響きのいい大きな音だ。聴覚に優れたクマのこと、周囲500mか1キロmは楽に聞こえているだろう。さらに進んで目についた金を鳴らす。
途中の距離表示から推測して山頂はあと100mか150m、もうすぐだ、そう思ったとき近くで何やらガサガサ、ガリガリという異音、はっとして目をやると・・・何とそこには真っ黒い動物が。クマだっ。まさに落葉樹の幹に取りついて昇っていくところ。見る間に高い位置まで登り切ってしまった。しばしあっけにとられて見物、距離20メートルそこそこの至近。どうやら高みからじっと私を見ているようだ。ぬいぐるみそのもの、明らかにまだ子供だ。
我に返って“もし付近に親熊がいたら・・・” 恐怖が湧いてきた。その親は私をじっと見張っているはず、これ以上近づいたらとても危険。樹上のクマを意識しながらあとずさり、そっと向きを変えて静かに現場をあとにした。

帰りに一沼に立ち寄るとヒツジグサがたくさん浮かんでいた。

登山中のクマの目撃はこれで2回目、20メートルの至近は初めてのこと。山頂は踏めなかったが、まあいいとしよう。

 
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