久しぶりにМ氏との同行登山。

茨木山山頂	三角点

上田市方面から144号線を東進して鳥居峠を越える。そのまま道なりに走った先で左折してパノラマラインへ入る。名高い嬬恋村の畑の中の快適な道を走り、突き当たりＴの字を左折。少し走ると茨木山登山口の道標が目に入る。登山口の前に２台分ほどの駐車スペースがあった。

登山道へ入ると比較的緩やかな道がつづく。整備状況もよく歩き良い。迷いようのない歩道だが、樹の幹に「茨木山」の道標がてんてんと取り付けられている。
癒し樹林の雰囲気を味わい、また樹種を二人で確認したりしながらゆったりしたペースを保つ。紅葉には少し早いものの、純白のシラカバが赤く彩るカエデを引き立てている。ミズナラも黄葉すると綺麗だろう。

味わいのある吊り橋、あるいは清流を飛び石で渡渉したりして結構変化もある。朽ちかけた危なっかしい木橋を恐る恐る渡ると、その先からようやく勾配が増してきた。７合目の表示を目にし、一汗かくと切り開かれたピークに登り着いた。
おや、三角点はどこに？これだけ登山道が整備されている山にもかかわらず、山名表示一つない。ずいぶん軽く扱われているようだ。もしかするとピークはもっと先だろうか、少し足を延ばして見たが三角点のありそうなピークは見当たらない。さっきのピークが山頂に間違いないはずだが・・・・。ピーク東寄りの笹の中へ踏み込んでみる。５メートルほど入ったところにありました。１メートル四方ほどが切り開かれた中の三角点標石。笹原には踏跡もついていない。登頂者は三角点を探すこともしなかったのだろうか。ここが茨木山山頂であることが確認できて一安心。

このピークは、四阿山への登山ルート中間に位置している山でもある。その四阿山には雲が絡んで臨むことができなかった。一休みしてから山頂を辞し同じルートで登山口へと下った。