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信州新町 飯縄山(867m)

 
長野 2013.11.01 単独 マイカー  三等三角点
コース 林道歩きも含めて往復1時間余(林道終点から山頂までは約20分?)
駐車したマイカーを探すのに40分~50分のムダ足を食う
飯縄山々頂

朝一で天狗山を登ったあと、天狗山から真南へ直線距離で約3kmのところにある飯縄山へ。

奈良尾集落(旧信州新町)をカーナビにセット。新間という集落からは、舗装道とは言えすれ違いも難しい狭い林道を行く。ただし舗装はされている。対向車のないことを祈りながら進み、目ざす飯縄山がカーナビ画面に入ってきたところで路肩に駐車。

山ナビに映る飯縄山を照合しながら林道を上って行く。途中で別の林道と合流。さらに進むと3軒ほどの廃屋があり、林道はここが終点。住人がここを去ってからどのくらいの時がたつのか、まだ荒れ果てたという雰囲気ではない。あたりには田も畑も見えない。何に頼って生活してきたのだろう・・・そんなことに思いを巡らしながら、さてどこから山頂を目指すか思案。ナビで山頂の方向を確かめ、廃屋の庭からその方向へ進む。かなり明瞭な道型がある。墓地に通じる道だった。木立のうす暗い中、それでも荒れ果てた様子もなく、苔むし、年代を感じさせる墓石がいくつも立っていた。

墓地から先は踏跡はない。適当に山頂方向へ斜面を登って行く。藪はそれほど濃くない。ひと登りすると尾根上に立った。そこからは木の幹や枝につけられた赤テープが山頂まで導いてくれた。ひっそりと石祠が2基祀られたとろからすぐ先が飯縄山山頂だった。

背の高い広葉樹に囲まれた樹陰の下、三角点標石の周囲だけはきれいに刈り払われ、手入れがされている様子がうかがえる。展望はないが、樹間から紅葉した灌木の彩が明るく輝いている。

予想に反して、こんなに簡単に山頂に達することができるとは思わなかった。

下山も赤テープをたどり、途中から針葉樹の林へ入り、自信はなかったが、きっちりと墓地へ出ることができた。

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山頂手前の石祠  林道終点の廃屋

下山後、駐車地点へ向けて林道をテクテク。変だなあ・・・こんなに遠かったかなあ。車一台を見落として通り過ぎることも考えられない。せいぜい10分か15分と思っていたのに、20分・・・25分、もしかして盗まれた。もうちょっと先まで。しかし無い。見落としたのかもしれない、戻ってみるか見当たらない。どうしよう・・・警察へ?それとも老化によるボケか。
林道合流地点、そっちの林道だったのかなあ、イヤそんなはずはない。それでも念のため・・・と思ってもう一本の林道を下って行くと、分岐から10分も下らないうちにちゃんと止まっている愛車を発見、ヤッター。とんだド阿呆の一幕だった。結局無駄な林道歩きを40分以上したことになった。 

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飯縄山(飯綱山)と言うのは長野県だけにある山だろうか。コンサイス日本山名辞典には日本300名山の飯縄山(長野市)のほかに同名の山が3座掲載されているが、本日の飯縄山は掲載されていない。実はほかにも未掲載の同名の山があるようだが、折を見て調べ、登っても見たいものだ。


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