後山山頂

ネット検索をしてみたが、後山は１件もヒットしない。頼りは国地院の地図のみ。

朝一で押山を登った後、道路マップ、国地院地形図それにカーナビを照合しながら後山付近を目標にしてセット。

カーナビはとんでもない行き止まり細道へ誘導。バックで戻るのに神経をすり減らす始末。何とか目標の九沢（「くぞう」と読むらしい）集落へたどり着いた。

小集落の背後、こんもりとした山が三角点ピークだろうか。ガラス戸越しに見えたおばさんに声をかけて尋ねる。期待したような返事はない。集落の下へ車を止め、『水道保全林』という杭の立つあたりから集落背後の山へ分け入る。藪や倒木が覆い、とても三角点を探せるような状態ではない。最高点らしきところをしばらく探してみる。木の幹に赤テープを巻きつけたところがあり、付近を探したが三角点は見つからない。早々にあきらめる。

地形図を見ると、三角点記号から東方に少し離れた場所が、このあたりの最高点だ。そこに「後山」と表記されている。三角点より２０メートルほど高い。林道九沢線を歩いて標高710ｍのピークを目ざす。舗装からダートに変わり、駐車場らしい広場に「秋葉神社参道」の碑石がある。そこから坂を上がるとドコモの鉄塔、さらにその先にも鉄塔があり最高点、後山の山頂ということだろう。粗末な小屋の中に小さな神社が格納？されていた。山名の表示もなく、山へ登ったという実感もなく、次に予定している夏焼城ケ山へ移動した。