夜が明けたばかり、日の出にはあとしばらく時間がかかる。標高７５０ｍの田溝池畔、水面には氷が張り、身震いを覚えるほどの寒さ。ここは松本市北部の岡田地籍。

池畔北端付近に車を停めて出発。手すりのついた坂道から芥子坊主山への道をたどる。いくつかコースがあるようだが、このコースは東山展望コース。良く整備された遊歩道だ。しばらく歩くと体が温まってきた。「泉のコース」に合流、雪に足跡を残しながら少し登って行くと山頂。拍子抜けするような広々とした公園は山頂という雰囲気にはほど遠い。西側足下には舗装された車道が通じている。ここはアルプス公園というらしい。

池畔からの高低差は１５０ｍ、所用２０分だった。山頂には立派な展望台、アルプス公園というだけあって、常念岳を真ん中に白銀の北アルプスの展望がすばらしい。この山頂にはまだ陽光は届かないが、北アルプスは真正面に曙光を受けて赤みを帯びている。

しばし展望台での眺めを楽しみ、そのあと二等三角点を確認。
同じコースを引きかえす途中、樹間から真っ赤な太陽が上がってきた。 

このあと一条ケ峰、伊深城山、大正山、四賀城山を予定している。

【アプローチ】国道254号と143号が岡田田伊深で交差（六助信号）する信号がある。ここから143号をほんの少し北へ寄ったところに田溝池へ通じる立派な舗装道がある。

曙光の常念岳	二等三角点	芥子坊主山山頂