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長野市信州新町 五百山(660m)

 
長野
2014.07.22 単独  五百山 三等三角点(点名は新町)
コース 19号線沿いショッピングストア駐車場(8.15)---五百山---駐車場(10.05)

旧信州新町(現長野市)犀川琅鶴湖(=ろうかくこ・水内ダム湖)の北にある山。

登路は五百山南麓方面とするか、または北側の石畑方面からにするか迷う。地図を見れば山頂のかなり近くまでマイカーでも行けそうだ。

19号線から少し入ったところに信州新町小学校があり、そこから五百山付近を通過して石畑方面へと林道らしい道が延びている。車が通ることが出来たら山頂は楽々。

小学校の上手から、脱輪すれすれの狭い上り勾配の道へ進入。数十メートル進むと軽トラが下りてくる。こっちがバックするより仕方なさそう。ハンドル操作を少しでも誤ったら脱輪。カタツムリのようにそろそろとバック。軽トラのおじさんに尋ねると「対向車なんか滅多にないよ」とはいうが、もう進む勇気はない。19号線へ戻り、開店前のショッピングストアの隅っこに無断駐車させてもらった。

稜線コルの祠 石祠のあるピーク

小学校上手の林道進入口がとりわけ狭く、そのあとはところどころにすれ違いスペースもあった。狭いながらも舗装された道、歩いたところで時間は知れている。山の斜面を切り拓いた畑が点在する。30分前後歩くとカーブミラーのある三叉路。林道最高点の峠と言うことだろう。地図を車に置き忘れてきた。記憶ではこの三叉路を左手(西方)へ進めば五百山があるはずだ。

記憶の地図を頭に思い描きながら、ほぼ平坦な林道を進む。右手は東西に連なる尾根稜線、その南側直下を林道が走っている。この稜線上のどこかに五百山の山頂があるのだろう。ピーク取付を見落とさないように歩を進める。やがて稜線は下に向かって高度を下げていく。変だ、通り過ぎたか?と思ったとき、そこに木製の祠、中に仏像がある。稜線のコルにあたる部分だ。稜線に乗って藪を分けながら数分で登り着いた小ピーク、切拓かれたその小さな空間には三角点も山名表示もない。太いロープや、防火用だろうかドラム缶のような容器に水が満々と張ってあった。

ピークはもっと手前だったかもしれない。林道北側の稜線を眺めながらちょっと目につくピークへ這い登ってみる。これもわずか数分の藪漕ぎ。このピークには石祠があり、いかにも山頂と思わせる雰囲気。しかし三角点は見つからない。三角点標石は消失したのか、付近にこれ以上高い所もなさそうだ。二つのピークを踏んだことで五百山を登ったことにして車へと戻った。

あとで地図を確認すると、三角点ピークはカーブミラーから林道を西に入ってすぐの左手(南側)あたり、ピークらしい雰囲気はなく、まさかそのあたりに三角点があるとはまったく思わなかった。高さで言えば、私の登った石祠のピークがこの山稜の最高点のような気がする。 


五百山という名前も珍しい・上高地の六百山という山を連想させる。六百山は11年前に登ったことがあるが、当時はネット上に登頂記録皆無の山だった。登山道もなく、かなりの山達者でないと登ることは困難。今は登る人も増えてきているかもしれない。


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