hkk-1468 ≪山岳巡礼≫のトップへ戻る
糸魚川市 戸倉山(986m)
新潟 |
2014.09.08 | 単独 | 三等三角点 | ||||||||||
コース | 登山口駐車場(6.00)---白池(6.25-6.35)---角間池(6.55)---戸倉山(7.20-7.25)---角間池(7.45)---白池---駐車場(8.20) | ||||||||||||
今夏、夏山シーズンは天候不順にも災いされ、ついに予定していた北アルプスなど3000m峰登頂はできずじまい。溜まったフラストレーション解消には寸足らずの山だが、糸魚川市の低山へ出かけた。 高速糸魚川ICを出て、R148号を白馬村方面へ南下、根知谷入口信号を左折(この道は雨飾山や鋸岳方面へのアプローチ道路でもあり、その案内看板もある)、道なりにどんどん進んで、シーサイドバレースキー場を過ぎ、勾配の強くなった道を上がっていくと登山口駐車場がある。周囲は園地風に整備されている。舗装車道はまだ続くが、一般車はここで行き止り。 「しろ池、戸倉山」の道標にしたがって歩道へ入る。いったん車道へ出て、再び森林帯へ入って行くと間もなく白池。池を周回散策できるように歩道が整備されている。大きくもない池だが、水の色が実に美しい。ヒスイ色というのか、濃いエメラルグリーン、吸い込まれるような深い色をしている。周囲の樹木を投影して、絵でも描きたい気分。何枚か写真に収め、池を半周したところから戸倉山への登山道へ取りつく。比較的緩やかな勾配、手入れも行き届き歩きやすい。名も知らぬ秋の野草たちが、何種類も花を見せてくれる。この道はかつての「塩の道」、それを示す道標がいくつも目につく。塩の道とは、その昔、海のない信州へ日本海の塩を荷駄で運んだ道だ。謙信が敵将武田に塩を送ったのもこの道だろう。 塩の道と分かれて戸倉山頂への登りに入る。ブナが美しい、もう少しすれば紅葉がさぞ美しかろう。角間池から20数分で山頂。遮る樹木もなく、広々とした展望が広がる。中央には三等三角点と「戸倉山」の標柱。岩肌を露出した日本百名山の雨飾山や海谷山塊の鋸岳、駒ケ岳。そして明星山、青海黒姫山、高妻山、白馬連峰、朝日岳など、かつて登ったことのある山々も懐かしい。 お気軽な里山登山にしては、それなりに楽しめた山に満足して山頂をあとにした。
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