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吾嬬山(1182m)
薬師岳(975m)・・・敗退

 
群馬県 2015.06.08 単独行  三等三角点
コース 柿山集落(4.45)---登山口(4.55)---林道横断(5.10)---ダートの林道の登山口(5.35)---小ピークを二つ越える---吾嬬山(6.15~6.30)---ダートの林道まで降りる(7.00)---ダートの林道を上って薬師岳へのルートを探す---柿山集落(8.40)

吾嬬山山頂

上田市から群馬県沼田方面へ向かう144155号線沿いには、ハイキングが楽しめる一般向きの山が数多くある。かなり登ってきたが、まだ登り残した山もある。今回は吾嬬山と薬師岳を目的とした小さなハイキング。自宅出発3時、歩き始めるころにはすっかり明るくなっているはずだ。問題となった八ツ場ダム工事による道路付け替えで、愛車のカーナビは新しい道が認識できない。目指す登山口へ無事行き着けるか、少々心配。一度迷ったが、何とか岩島駅北方の柿山集落林道入口へ到着。獣柵ゲート手前のТ字路が広くなっていたのでここへ駐車。(ゲートは勝手に開けても良いらしい)

林道を10分ほどで吾嬬山への道標(A)を見て山道へ入る。杉などの植林帯を緩やかに登って行く。杉の単相林はどうも人工色が強すぎて好きになれない。ブナやナラを育ててもお金にならないから仕方ないことはわかってはいるが・・・。

15分ほどで舗装林道を横断、ここにも道標(B)がある。勾配が増してきて山歩きの雰囲気になってくる。さらに20分ほどでふたたびダートの林道へ出ると道標(C)が左を指している。林道をわずか歩くと山道へ取り付く道標(D)があり、小広場のようになっている。ここから本格的な登りが始まる。
樹相も落葉樹林となって若葉が気持ちいい。滴る汗を拭いながらコースは尾根へと登り着く。このあとはほとんど尾根を外すことなく明瞭な踏跡が山頂まで延びている。小ピークを二つ越えて吾嬬山の山頂着。行程は約1時間30分。目ぼしい展望はなく、眼下に吾妻川に沿った風景が見える程度。藍色の山影が望めるが、山名を指呼することはできない。

地図に載っていないルートを歩いて来たので、方向感覚が効かない。ここから薬師岳へはどう行くのか・・・わからない。
山頂からさらに先へと脚を向けてみると足のすくむような岩場の断崖で突き当たり。山頂へ戻り地図とコンパスで方向を確認するが良くわからない。さっきの岩場方面は明らかに方角が違うことだけはわかった。
登ってきた道を戻ってみることにする。少し下ったところに「岩下」と読める壊れかけた道標が立っているが、薬師岳方面を指す道標には見えなかった。道標CとDの立っていた林道まで下り、その林道をたどって吾嬬山・薬師岳のコルへ行くことができないか。その
林道まで降り、ダートの林道をテクテクと上って行く。
12号?送電鉄塔を通過してさらに進む。しかしコルという雰囲気にはならない。コルへつながる林道とはちがうのかもしれない。結局あきらめて道標(C)まで戻り、あとは登って来た道を忠実に柿山集落の駐車場所へと下った。時間的には薬師岳を登る以上に無駄な時間を使う結果に終わってしまった。た。


(帰宅してから、ネットの登頂記録や、地図の見直しなどをしたところ、吾嬬山直下の「岩下」という道標に従っていれば難なく薬師岳に登れたようだ。約4時間、少し長めの日課のウォーキングと思えばこれもまた良し。「岩下」というのは、柿山の隣の集落だった。)


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