2015.11.06

都心ホテル(9.00)－－－円山公園八十八カ所入口(9.55)－－－円山(10.40-10.50)－－－円山動物園(11.20)
動物園見学のあと、徒歩ですすきのへ

所用で札幌を訪れたおり、空き時間を使って妻と小さなハイキングと洒落こんだ。丸山の山域全体が原始林として保護されているが、奥深い山地ではなく、大都会と隣接しながら手づかずのまま存在するのが不思議、北海道ならではだろうか。

大通り公園付近の宿泊ホテルから円山公園を目指し、街中をテクテクと歩く。暑くもなし寒くもなしの適温。１時間弱で円山公園に着く。案内看板で山頂へのルートを確認、八十八カ所入口から山道へ入る。石仏が切れ目ないほど立ち並んでいる。落葉の進んだ樹林は、鬱蒼という感じはなく明るい。多くのハイキング姿の人々に出会う。
大木の陰に見えかくれする小さな生き物、エゾリスだ。盛んに木の実を拾っているらしい。近づいても逃げる気配はなく、食べ物を探し動き回る機敏な姿か愛らしい。脚を止めてしばらく見入った。

円山山頂	エゾリス

山頂までは高低差200ｍくらいか、山道を歩くこと４５分くらいで登り着いた。
三等三角点のある岩の山頂は展墓が良い。眼下に札幌市街が俯瞰できる。晴れてはいるが、大気が霞んで石狩平野の全貌は見通せない。条件がよければ、余市岳、羊蹄山、暑寒別岳、夕張山地などの懐かしい山々が望見できるのかもしれない。

下山路は丸山動物園へのコースを選ぶ。落葉樹の大木が林立する林は素晴らしい。これが大都会に隣接して守られていることに値打ちを感じる。

平日にも拘わらず多くのハイカーに出あったことは、いかに市民に親しまれているかの証だろうか。