山岳巡礼  hkk-1508 ≪山岳巡礼≫のトップへ戻る  

水沢山(1076m)

長野

 2015.12.22

М氏同行   三等三角点
コース

発電所(10.25)---水沢山(11.00)---発電所(12.30)

毎年恒例となったМ氏との忘年登山。今年は上田市隣接の長和町にある無名の里山。
来年の大河ドラマは戦国武将真田幸村が主人公の「真田
丸」、長和町はその幸村とも縁の深い山間にある。先日読み終わったばかりの「真田幸村=井口朝生著」にも長和が何回も出てくる。

上田市からR152を南下、二又に分かれる長久保の信号で右手の142号線(中山道)へ。左手を注意しながら3~4㎞走ると、左手山裾に水沢発電所が見えてくる。この発電所がスタート地点。国道から発電所までは細い車道があり、駐車スペースもある。

水沢山山頂

発電所の裏側へ回り込むと山中へ延びる林道が目につく。獣よけのフェンスがあるが施錠はされていない。林道はすぐに二分する。どっちをとるか迷ったが、右手をとって進む。(ここは左手が正解で、このルートだと山頂まではわけない)

やがて林道が終わって山道をたどるようなる。左手に尾根が延びている。尾根直下には林道らしい様子もうかがえる。道のない斜面を尾根へと向かう。尾根上から展望すると、三つほど小ピークがのぞめる。そのうちのどれかが目的の水沢山であろう。方向感としては来し方へ戻る感じで尾根を進む。踏跡は明瞭、ときおり冬枯れの木立に薄日が差し込む。この雰囲気はいいものだ。送電鉄塔の巡視路にもなっている。尾根を境に左手はカラマツ林、右手は落葉灌木林。標識やテープのようなものは一切目につかない。登山目的で登る人は稀ということだろう。

尾根を横断している山道にぶっつかる。ここが水沢峠らしい。獣よけフェンスの先の二又で、左手をとれば難なくこの峠へ登りついたはず。ここから尾根を忠実に進み、二つほど小ピークを越えると目的の水沢山々頂。所要時間約1時間半、三等三角点があるのみで山頂標識もない寂峰。国地院地形図にも山名は記載されてしない。三角点の点名が「水沢」となっている。地元では水沢山と呼ばれているのだろう。

下山は水沢峠まで戻り、あとは明瞭な峠道を一気に下った。


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