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  高坪山(1014m)・木原山(1020m)

 富山

 2016.10.13

 単独  高坪山 三等三角点
 コース ◆林道入口付近(7.45)---林道歩き---道宗道の標柱(8.50)---宮谷の頭(9.10)---無名ピーク(9.30)---木原山?(9.50)---宮谷の頭---道宗道の標柱(10.55)

◆道宗道の標柱(10.55)---三叉路(10.58)---登山口(11.15)---高坪山(11.40-11.45)---登山口(12.05)---道宗道の標柱(12.25)---林道入口付近(13.20)

【富山百山88 座目】・・・高坪山

◆今回の富山県山行は3日間、「富山の百山」3座=高坪山・大熊山・白鳥山を登るのが目的、これを登ると今年(2016年)5月以降29座となり、富山百山90座となる。これでひとまず富山の山は一区切りにしいと思っている。

◆初日は高坪山。一日をかけるには、もったいないほど簡単な山のはずだった。
福光ICを降りて平スキー場を目標に車を走らせる。道標を見てたいらスキー場方面へ。雪崩除けのような小さな洞門をくぐった先、二つ目?の橋(鍋床橋)のたもとに駐車。

木原山?

舗装道を少し進み、左手の林道へ入る。数分も行かないうちにダートとなる。結構長い道のりだ。ところによっては路面の荒れたケ所もあり、低床のセダンだと腹をこすりかねない。
登山口を見落とさないよう気をつけて進む。40分ほどすると道宗道が左から合流する。
登山口はまだ見えない。単調な林道をさらに20分ほど進む。赤テープが10数個もつけられたところに「道宗道」の標識。1時間の林道歩きだった。

林道はまだ先へと続いていたが、道宗道の標識に導かれるようにして山道へ入る。これが「高坪山」のルートと違うことなど寸分疑いもしなかった。
しょっぱなからロープにぶら下がるような急登をよじ登る。それもいっとき、あとは急な道をひと登りすると小さなピーク。こんなに早く着いてしまって・・・気抜けする気分。標柱には「道宗道 宮谷の頭 970m」???、高坪山は1014mのはず。え~高坪山ではないの~。持参の地図を広げてみるも分からない。先方にはっきりとしたピークが見える、あれらしい・・・。

鞍部へ下って高低差150mほどを登り返す。このピークにある標柱は「道宗道・猪越分岐点」と読める。あとで地図に照らすと1029m点らしい。標柱は熊にかじられたのかガサガサにささくれだっていた。さらに先にはもう一つのピーク。おかしいと思いつつさらに足を延ばす。

高低差100m余の高低差を下ってブナ林の坂を登り返すと平坦の長い尾根、そこに標柱が立っている。これも熊にかじられてまったく読めない。マジックペンで書かれた文字を判読すると「木原山・倉山〇 1020m」と読める。最初のピーク宮谷の頭からここまで手入れの行き届いた良い道、この道はまだ先へと続いていた。

ここまでの道は明らかに高坪山へのルートでないことを認識、来た道を引き返す。赤テープだらけの林道へ戻るまで、往復2時間のムダとなった。

高坪山山頂

◆さて、本物の高坪山はどこにある?ネットで「林道の三叉路」と見た記憶がある。1時間の林道歩きの途中にはなかった。林道をさらに進んで様子を見ることにした。すると3分も行きないうちに三叉路。右手の林道は車が通れそうな感じでの下り坂。直進の林道は草ぼうぼう・・・背丈を越す草の下に何とか人の通れそうな気配の平坦道。ここは感で左の草藪道へ。草藪は少しの間だけ、あとは歩きやすい平坦な道が延びていた。

3差路から10数分、「高坪山登山道入口」の標柱が、草むらに倒れているのが目についた。ヤレヤレ・・・・ようやくにしてたどり着くことができた。
ここからは普通の登山道、あまり歩かれていない感じだが、藪もなく擬木の階段もつけられている。わずかに黄味を帯びたブナの葉、赤く実ったナナカマドの実、紅を増したオオカメノキなどを目に、山頂までは20数分で到着。
狭い山頂、枯草の中に三等三角点標石、地面に落ちた「高坪山」の標識が淋し気だった。

展望もなく早々に下山、長い林道を駐車場所へと下り、この夜は北陸自動車道呉羽PAで早めの車内泊とし、明日の大熊山に備えた。

青線が間違えて歩いた尾根  赤線が高坪山へのルートで登山口から25分ほど

駐車した鍋床橋の少し手前に「朴峠牛方をしのぶ石畳のみち 12.2k」という大きな観光看板がある。ここから入って高坪山へ登れるのだろうか・・・不明。分からないことには手を出さないに越したことはない・・・と思う。


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