紅葉を期待して妻と息子の３人で出かけた。染まり具合はイマイチ。風景も薄いもやのために北アルプスのなどの遠望も鮮明ではなかったのが残念。  

須坂市から舗装された林道をひたすら上がって行く。到着した第一駐車場かーら先はゲートが閉じられている。
駐車場の標高は約1650ｍ、破風岳山頂までの高低差は約400ｍ。
駐車場から妙高山など頚城の山々、そして白馬岳から五竜、鹿島槍・・・・槍・穂高・乗鞍岳と延びる北アルプスの連嶺を眺めてから出発。

コースはメインではない乳山三角点経由。山はすでに晩秋の気配、１５分ほどで三等三角点のある乳山。ここであらためて北アルプスの展望を確認してから薄い踏跡をたどって山頂を目指す。 

乳山山頂	破風岳山頂

樹林を抜け出ると小さな池があり、そこから破風高原の草原が広がっている。原に点在する低灌木の株はレンゲツヅジ。春にはこの花を目当てに多くの人が訪れる場所だ。シーズンには林道も解放され、ここまで車が入れたような記憶がある。

しばらく原の中を登ったあと樹林帯へと入っていく。道も登山道らしい雰囲気になってきた。
勾配はゆーるま、楽な登りだ。

破風岳・土鍋山の分岐までくれば山頂はもう近い。道標にしたがい左方破風岳への道とる。水たまりが凍っている。夜はかなり冷え込んだようだ。右手に御飯岳や大串鉱山跡など見えてくる。分岐から山頂までは１０数分もかからなかった。３回目の山頂である。

山頂の北側はスパッと切れ落ちた断崖、あまりガケに近づかない方が無難。紅葉した眼下の風景を眺め妙高山や北アルプスの遠景をもう一度確認。浅間山のほか、妙義山など上信の山々も望める。しばらく休憩してから山頂を後にした。 

帰りは乳山ピークのルートを使わず、途中から車道を下ることにする。この車道が車を止めた第一駐車場へつながっているのか不安になってきたころ、第一駐車場のゲートが見えて一安心。

期待の紅葉は期待ほどではなかったが、まずまずの日和にも恵まれて親子３人のハイキングを楽しむことができた。