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高標山(1747m) 
     2003.10.27の高標山はこちら

長野県  2017.10.05
M氏同行  三等三角点
コース ゲート前(9.00)−−−登山道入口(9.10)−−−水源保安林標柱(9.40)−−−高標山(10.35―10.50)−−−ゲート前(12.00)

昨年暮れ、伊豆半島の山へ出かけた折、下山中に滑って尻もち。強烈な尻もちで、骨が折れるようなガキッていう音が聞こえた気がした。
痛みがとれず医者に診てもらうと胸骨(脊椎)の圧迫骨折判明。もちろん山登りはストップ、スキーもダメ。
ダメダメダメ・・・で登山禁断症状と戦いながら(笑)10カ月、ようやく医師の許可が出て軽いハイキングほどの山だが、山友Mさんの同行を得て歩くことができた。
尻もち恐怖症で慎重に足を運び、無事山頂を踏んで下山。

登山口カヤノ高原のブナの黄葉には少し早かったが、ルート道沿いの色づいた灌木などに秋を感じながら気持ちよく歩くことができた。

    

山頂から北アルプス展望

登山口となるカヤノ高原までは、カーブの連続する道だが完全舗装。糠塚の集落から高低差600m以上を一気に駆け上がる。
「紅葉にはちょっと早すぎたかもしれないね〜」と話しながら広闊とした明るい空間に出るとここがカヤノ平。案内所のおじさんに登山口を確かめて、奥志賀方面へ車を300mほど進め、右手のダートへ入るとゲート。車が3台ほど止められるスペースがある。

足ごしらえをして早速出発。ウォーキングを日課として脚力の劣化を防いできたつもりだが、思ったように歩けるか?
ゲートをすり抜け、ダートの林道を少し進むと高標山への道標がある。ここから山頂まではよく踏まれた一本道。紅葉には少し早いダケカンバ、ブナ・ホウ・トチなどの高木、多様な低灌木の中にヤマウルシの紅が気を吐いている。
山頂までの高低差は約300m、勾配も緩やか。ときどきぬかるんだ箇所もあるが、軽いハイキングには格好の山という感じ。
自然への観察眼が鋭いМ氏に、例によっていろいろ教えてもらいながら足を運ぶ。久々の足ならしには最適なコースだ。

高標山山頂

勾配が少し急になってくる。それも長くはつづかず、小さな上り下りの先が高標山の山頂。
10年ほど前に登った山だが、ほとんど記憶に残っていない。それだけ平凡な山と言うことかもしれない。

出発時の空模様からして、展望は諦めていたが、幸運にも展望にありつけた。
妙高山から飯縄山、戸隠山などが雲の上に頭を頭を出している。遠く北アルプスもたなびく雲の上に長い連嶺が。白馬三山から鹿島槍・・・槍、穂高・・・笠ケ岳、乗鞍など。近くには志賀の山々から鳥甲山や苗場山など。そして間近に奥志山々や高社山など。

しばらく展望を楽しんでから山頂を後にした。


 
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