hkk-570 山岳巡礼≫のトップへ戻る  

宇津峰(677m)

福島県 2005.10.19 単独 マイカー 宇津峰 二等三角点
コース 馬場平先の林道終点(14.05)−−−宇津峰−−−林道終点(14.35)
≪福島県秋の山旅−12−≫
宇津峰山頂広場
蓬田岳登山口へ向かう途中、『宇津峰登山口』という道標が目についた。蓬田岳登頂後また通過する道筋である。
持ち合わせていた『うつくしま百名山』という本を開いてみると載っていた。時間もまだ十分にあったので、思いつきで登ってみることにした。
R49号を郡山へ向かって走ると、三春方面(県道40号)への分岐交差点を過ぎてすぐ、宇津峰への道標を見て左折する。あとは道なりに走ると宇津峰登山口の馬場平の鳥居となる。ここから歩けば登山になるが、さらに車道を駆けあがって行く。随所に「御井戸の清水」という案内道標が目につく。そして林道の終点には数台分の駐車場が用意されていた。

駐車場から山道をほんのわずか歩くと四阿屋の建つ展望台風の台地で、御井戸の清水がある。飲んでみると実に美味い。文句なしに美味い清水だ。
宇津峰山頂へは清水の脇から階段状の道を登って行く。ひと登りするほどのこともなく山頂となる。芝生の広場があり、周囲には石碑、神社、灯篭、休憩舎など賑やかで、公園の一角に立った気分だ。

三角点を探したが見つからない。行ったり来たりを繰り返し、ふと芝生を歩いていると草に隠れるようにして頭だけを出している標石があった。見ると二等三角点だった。

それにしても今日で3日目、毎日1000メートルにも満たないような小さな山を登り続けている自分にあきれてくる。一等三角点とか東北百名山とか、それなりのこだわりで登っているとはいうものの、こんな里山もどきに登っている意味は?なんて懐疑的な気分にも襲われる。
山登りを楽しむのか、それともただ一等三角点とか東北百名山とか、勲章にもならない勲章を手にしたくて登っているのか。
まあ考えてもどうせ結論が出るわけではなし、そんな難しい哲学的なことは考えずに、ここに『宇津峰』という山があるから登っただけ、そういうことにしておこう。

翌日の高旗山に備え、この夜は猪苗代湖畔に寝場所を求めて車を走らせた。
この福島県山旅の日程表はこちらです
 
≪山岳巡礼≫のトップへ戻る