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鳥屋山(581m)
福島県 | 2005.10.22 | 単独 | マイカー | 鳥屋山 一等三角点 | |||
コース | 軽沢登山口(9.15)−−−鳥屋山(9.50-9.55)−−−登山口(10.25) | ||||||
≪福島県秋の山旅−17−≫
登山口の先のカーブに2台分ほどの駐車スペースがあったのでここに車を止めた。 幸い雨は小止み状態で、雨衣はつけずに出発する。 登山口からしばらくは車の轍の残る道を行く。農業用の小型車か耕運機が通る道のようだ。マイカーで進入しても駐車スペースもUターン場所もない。 10分ほどで山道へ入る。ここにも道標がある。 広々とした道で、以前は車が通っていたのではないかと思えるほどの良い道だ。ただ赤土が滑るのには閉口する。よぼと気をつけないとスッテンころりだ。 幅広の道は大木のところで終って、この先から山道らしくなって勾配もいくぶん増してきた。 荻野コースが合流、あとひと登りすれば鳥屋山の山頂、高低差300メートルほどをゆっくり歩いて45分だった。 早速一等三角点を確認する。大きな山頂表示板も設置されている。日付の数字を差し替えられるようになっていたので、11日という日付をこの日の22日に差し替える。 写真のように背丈より高く大きな山頂表示板が設置されているのに、その脚の根元にアクリル製の高さ30センチほどの私製プレートがある。素人にはできないような作りで、文字も専用の機械で刻まれており、『鳥屋山 580.6m S・H・C 氏名』となっている。S・H・Cは所属クラブだろう。 この人物は何を思ってこんなものを残していったのだろう。人も訪れないような山で、山頂に何の表示もないとき、ボランティアで担ぎ上げ私製のものを設置するのならわかる。自分がこの山へ登った証拠を、こうしたくだらない行為で残そうとしているのだろうか。はたまた人の役に立っているつもりなのだろうか。こんなものこそ無用、単なるゴミ以外の何物でもない。 これと同じ人物による同様の道標を、今回の福島の山旅でほかの山でも目にした。この二つとも山頂から少し離れて見えない藪の中に移動しておいた。 鳥屋山の山頂は樹木が茂り、加えて雨模様の天気、何の展望もなく、一等三角点の山頂を踏んだことで満足、すぐに来た道を引き返した。 |
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