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惣 山=そうやま(816m)
福島県 | 2005.10.22 | 単独 | マイカー | 惣山 三等三角点 | |||
コース | 山祇宮鳥居(11.55)−−−ベンチ(12.25)−−−惣山(13.00)−−−ベンチ(13.30)−−−山祇宮鳥居(13.55) | ||||||
≪福島県秋の山旅−18−≫
雨もたいしたことなく、予定の2座を午前中に登ってしまったので、明日予定の蒲生岳方面への移動途中にもう一つ適当な山がないか、『うつくしま百名山』で探してみた。JR只見線の早戸付近にこの惣山を見つけた。 会津坂下町から只見川沿いにR252号を只見町方面へ向けて車を走らせる。目印は早戸温泉のある沼沢湖。湖畔はキャンプ場など自然環境を生かした行楽施設となっていた。 居合わせた地元の人に教えてもらい、湖畔の北側の道を西へ向かうと、湖畔の途切れた先に山祇宮の鳥居があり、湖畔周遊コースの看板があった。車を路肩に止めて出発する。 20分もあれば山頂だろうとタカをくくって、カメラと雨具の入った袋をぶら下げて歩き出す。すぐに山祇宮の神社の裏手から登りがはじまる。杉林の大きなジグザグを何回か繰り返して尾根上の感じのところに登りつく。壊れかかったテーブルや椅子がある。 山頂まではすぐだろうと勝手に推測して先へ進む。林相はブナが目立つようになってきた。それほど勾配を感じない登りをたどるとピークらしいところに出る。ここにも椅子やテーブルがある。山頂かと思って見回すが何の表示もないし三角点もない。時間的には30分歩いている。 変だなあといぶかりながらもう少し先へ進んでみることにする。 やがてきつい登りに変ってきた。そのうえ岩交じりのやせ尾根、左手には沼沢湖の湖面が見え隠れする。湖周を取り巻く稜線を歩いているようだ。桟橋、ロープ、鎖などが何箇所も出てくる。遠くに鉄塔が見えてきた。まさかあそこだとすると遠すぎる。やはり先ほどのピークが山頂だったかもしれないと思いながら、もう少しもう少しと、険しい岩場を登って行き、気がつくと遠くに見えていた鉄塔のピークまで来てしまった。そこに二人の男性、登山者ではない。鉄塔の保守管理で訪れたらしい。関係者は山頂鉄塔のすぐ下まで車で来るということだ。 三角点はあるが山頂表示はない。尋ねるとここが惣山だと教えてくれた。かなりの汗を流して急いで歩いたのに、結局1時間ちょっとかかってしまった。あとで調べると高低差も400メートルあった。 山頂からは沼沢湖が一望できる。雲に溶け込むように遠く頭を見せているのはどこの山だろうか、見当がつかない。 山頂の鉄塔は東北電力の電波中継施設ということだった。山頂のすぐ下には椅子とテーブルが設置されていた。 予定外にうつくしま百名山を一つ稼いで同じコースを山祇宮鳥居へと下った。 ラジオは明日は雨という予報を伝えていた。 予定してきた山で残っているのは蒲生岳と狢ケ森山の2座、とりあえず簡単に登れそうな蒲生岳登山口で今夜は車内泊することにした。 |
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