hkk-628 ≪山岳巡礼≫のトップへ戻る
岩井堂山=いわいどうさん(793メートル)
長野県 | 2006.03.02 | 単独 | マイカー | 岩井堂山 三等三角点 | |||
コース | 上平集落自在神社付近(10.35)−−−神社(10.50)−−−岩井堂山(11.25-11.30)−−−上平集落自在神社付近(12.10) | ||||||
坂城ICから国道18号へ、右折して18号を北へ向かい田町の信号を左折、千曲川を渡り突き当たりの村上信号を右折。すぐに左手にセブンイレブンがあり、その先で左折(産業道路2号の表示がある)、道なりに進むと道路右手10メートル余入ったところに赤い鳥居が見える。車1台がやっとの細い道だが、この細道へ入り、赤い鳥居をくぐった先で右に草の茂った道がある。ちょっと心配な感じだがこの道へ入るとわずかだが駐車可能なスペースがある。 車を止めて草の道を少し進むと自在神社の境内で、神楽殿などがある。 山頂への登りは神楽殿の左手の石段から始まる。年月を感じさせる長い石段を一段一段登って行くと10分余で赤い鳥居の並ぶ前を通過し、左へ折れてもうひとのぼりすると石段が終って社殿の立つ平坦地となる。社殿の背後は切り立った岩壁となっていて、いかにも信仰の趣がある。 樹相は赤松一色に変わる。全山がマツタケ山、入山禁止の張り紙がべたべたと貼られ、秋の入山は避けた方がよさそうだ。 道はしっかりしているが、マツタケ採取のための山道が無数に入り組んでいる。ハイキング用の道には赤テープがつけられているので、これを目当てにして登って行く。陽射しに緩んだ雪が松の木から落下したり、滴となって雨が降っているのと同じ。帽子もザックも濡れほうだい。 簡単に登れそうに思えたがけっこう歩きでがある。岩が現れたり、勾配が急になってくると山頂は近い。庭木にしたいような枝振りの良い赤松もたくさん目につく。 思いのほか大汗をかいて登りついた山頂は、浅いすり鉢状の地形で、いかにも人工的な臭いがする。それもそのはず、山頂の片隅には戦国時代の烽火台の跡といしう案内看板が立っていた。案内看板によれば岩井堂山は元来『自在山』と呼ばれていたようだ。三角点標石は山頂を取り巻く土塁の一角にあった。展望には恵まれず、開けた東方も目ぼしい展望はなかった。 帰りは踏跡を拾い違えて岩場の上に出てしまった。少し登り返してすぐに正規の道へ戻れたのでたいしたロスにはならずにすんだ。登りは問題ないが、下りは赤テープを慎重に拾うべきだったと反省。 |