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菅平高原 大松山=おおまつやま(1649メートル)

長野県 2006.03.04 単独 マイカー 大松山 三等三角点
コース 駐車場(8.15)−−−ロス15分−−−大松山(9.25-9.40)−−−駐車場(10.15)
大松山山頂
菅平高原で根子岳と東西に向かい合い、その西にあるのが大松山。根子岳同様、山の斜面はスキー場として開発されてしまい、山登りの対象としては魅力に欠け、標高も根子岳より558メートルも低い。

ハイカーには見向きもされないような山であるが、一度は登っておきたいと思っていた。スキーシーズンは山頂までリフトが延びているので、その気になれば労せずして山頂に立てるが、それではいくらなんでも簡便に過ぎる。

大松ゲレンデ下部の第一駐車場に車を置いて出発。今朝の気温はマイナス14度とのこと。さすがに寒い。
山頂に向かって一番左寄りのゲレンデへ入り、スキーヤーの邪魔にならないようにゲレンデ左端を登って行く。

今日の目的は第一に気になっていた大松山の登頂だが、もう一つ理由があった。実は昨日冬山用の登山靴を購入、靴擦れのチェックなどその履き心地を試すことにあった、
時間も早くスキーヤーが少ないのであまり気を使わずにすむのがありがたい。少し登ったところでアイゼンを装着してみる。なかなか快適だ。そこから10分ほど登ったとき、アイゼン装着場所にサングラスを置き忘れたのに気づいて引き返す。

何日か暖かな日があったが、そのあと昨日も雪が舞ってまた純白無垢の新雪がすべてを覆ってくれた。樹木はことごとく霧氷と化し、陽光に眩しくきらめいている。
高度が上がると景色の方もだんだんと良くなってきた。山頂までの標高差は350メートル程度、ゆっくりした足運びだが結構汗が流れる。サングラスを取りに戻ったロスも入れて1時間10分で山頂に到着した。ここまでリフトが来ている。
円形に切り開かれた山頂は完全に雪に覆われて三角点の所在を探すのは不可能。東方を除いて周囲は樹木に遮られ、あまり展望は良くない。山頂から北へ少し移動すると北アルプスが樹間越しにのぞめたが、展望としては山頂手前あたりの方がいい。

山頂での展望がイマイチだったのにがっかりして、少し下ったあたりから見渡してみた。
抜けるような青空の下、正面に根子岳・四阿山がひときわ大きい。妙高・火打など頸城の山々、噴煙たなびく浅間山、南アルプス、富士山、八ヶ岳などを望むことができた。



下山後、身支度を整えなおしてスキーを楽しむ。
雪質はパウダーというわけにはいかないが、よく締まった雪でけっこう滑りはよかった。
 
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