hkk-649 

浅間岳=せんげんだけ(994m)

長野県 2006.04.17 単独 マイカー 浅間岳 三等三角点 地図 武石南東
コース 山入(9.30)−−−浅間岳(10.10)−−−山入(10.45)
浅間岳三等三角点

国道142号線から武石村(現上田市)方面へ向かい、余里集落をめざす。余里谷あい集落への入口が『山入』で、左手に“一里花桃 花咲じいさんのいる村入口”という大きな看板がある。ここに車をとめさせてもらう。山入が浅間岳から北東に延びてきた尾根の末端部である。多分この尾根に道があるだろうと見当をつける。
このあたりから余里川の上流部にかけては、古きよき日本を彷彿とさせるような長閑な山間の雰囲気が漂い、いつかスケッチを楽しみたいところだ。

花咲じいさんの看板とは道路を挟んだ反対側に石仏が見える。この石仏の裏手から尾根の踏跡がある。(登るときはこの踏跡がわからずに、尾根の北側へ回り込み、墓地の先で薮斜面を強引に尾根へ這い上がった)
始めは踏跡も薄くて薮っぽいが、やがてしっかりとした踏跡に変わってくる。展望はなく、尾根の左右眼下の集落を樹間に見下ろしながら坦々と登って行く。

展望のないまま小ピークに登り着くと、そのあとしばらくは緩やかな道に変わる。最後に短い急登があって山頂となる。
山頂は広い平坦状で、ひと周りしてあるはずの三角点を探す。ところが見あたらない。視界を閉ざす樹林の先を見透かすと、一つのピークが見える。あれが・・・・・?、ちょっと遠すぎるし、はっきりとした踏跡もなさそうだ。そんなはずはない、そう思ってもう一度あたりを探しなおすと、倒木などがごちゃごちゃした一角に、測量ポールらしいものが落ち葉に埋もれているのが見つかる。近くにあるはず、足で落ち葉を蹴りながら探すとわずかに頂部を見せている標石をがあった。倒木の陰には落ち葉に隠れた『三角点』という杭も打ち捨てられていた。

三角点標石を確認できたことで、展望もない山頂を後にして山入へと下った。標高差300メートル余の軽い山だった。
 
≪山岳巡礼≫のトップへ戻る