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残雪山行 坊寺山=ぼうでらやま(1840m)
長野県 | 2006.05.06 | 単独 | マイカー | 坊寺山 三等三角点 | 中野東部 南東 | |||
コース | 石の湯付近(7.50)−−−稜線(8.30)−−−坊寺山(8.55-9.00)−−−石の湯付近(9.35) | |||||||
これが3度目の坊寺山。 1回目は昨年4月6日、登り着いてみればその山頂は小坊寺山だったというチョンボ。 2回目は本年4月1日、雪が多くて山頂直前で敗退。 石の湯手前の駐車スペースに車を止めて出発。雪はだいぶ少なくなっているが、石の湯から先はまだ数十センチ以上の雪が残っている。今回は坊寺山への道標が雪の上に顔を出しているのでそのとおりに進む。2箇所の渡渉も飛び石で難なく越えることができた。 その先からは雪上の足跡がときどき認められる程度で、自力のルートファインディングで進むことになる。地図に記された登山道と思われるあたりをたどって行く。勾配が強くなってきたところでアイゼンを装着。雪の締まり具合が良くて気になるほどの沈みはないない。1ヶ月前の深雪の苦労がウソのように楽に足を運べる。 コメヅガ樹林の中を急登して飛び出した稜線は、左手すぐのところが小坊寺山のピーク、坊寺山へは稜線を右手方向へ2、3分、いったんコルへと下る。コルには「右坊寺山、左小坊寺山」の道標が木の幹に取り付けられている。 コルからはコメツガ樹林の稜線をたどる。ときどき夏道が現れるが、雪の上を選んで登って行く。いったん勾配が緩んで稜線が広がると、その先わずかで山頂だった。山頂の雪は思ったより少なく一部地肌も見えている。三角点標石も頭を出していた。 樹木が少し邪魔になるが、白馬から南へ延々と連なる北アルプス、妙高、金山、黒姫、高妻、戸隠、飯縄などの北信の山々が、春霞にぼやけながらも展望できた。横手や熊の湯などのスキー場にはまだたっぷりと雪があって、スキーヤーの姿も小さく見えていた。 帰りは途中からアイゼンを外して、グリセードなどで気持ちよく一気に下ってしまった。 |