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 村上山=むらかみやま(1746m)

群馬県 2006.05.08 単独 マイカー 村上山 三等三角点 嬬恋田代 南東
コース 鹿沢国民休暇村(5.15)−−−吾妻屋−−−村上山(6.00-6.05)−−−鹿沢国民休暇村(6.40)
山頂から見た浅間山

GWは日曜大工と家庭菜園で過ごしてしまい1週間ぶりの山となった。

湯ノ丸ICから湯ノ丸高原へ向かい、地蔵峠から鹿沢方面へ下って行くと、右手に『鹿沢休暇村』と『鹿沢園地』の看板がある。ここを右折したところに駐車場がある。車をさらに先まで進めるとホテル前に大きな駐車場があったので無断駐車させてもらう。7時前には下山してくるから迷惑にはならないだろう。

ホテル裏手の左側にあるコンクリートの階段が登山口で道標もある。このあともわかりやすい道標が山頂まで導いてくれるので気楽なことこの上ない。登山道の手入も文句なし。足にやさしいカラマツの落ち葉を踏む心地がまたいい。伊那谷南部の山を、地図だけを頼りに歩いたあとだから遊びの延長のような呑気さだ。
つま先上がりのカラマツ林の道がしばらくつづく。15分ほどで一度雑木林に変わり左手に村上と思われる山頂が目に入る(三角点のピークは見えている山頂の奥にあって、ここから見えるのは村上山山頂ではない)。
再びカラマツ林へと入り、勾配もいくらか増してきた。早朝の林間は野鳥の囀りにもことさら活気が感じられる。カップルが決まってこれから子育てに忙殺されるのだろう。

整然とした人工カラマツ林が、気がつくと自生のカラマツが目だつようになっていた。かなりの年代を経た大木も目につく。雑木が混じるようになり、ときどき浅間山方面が垣間見られるようになると吾妻屋の建つ小平地となる。ここからは噴煙を吐く浅間山が朝の斜光線にクリアな輪郭を際立たせる眺めが実にいい。
小笹の露に膝下をびっしょりと濡らして最後の登りに入る。カラマツの古木を目にしながら数分、村上山の山頂に着く。時刻は6時になったところ。狭い山頂の一角にある三等三角点を確認する。眼前には山襞にわずかに雪を残す浅間山と、雄大に広がるその裾野の景観がすばしらい。その左に尖ったのは角落山だろうか。四阿山は雲がかかって姿はなかった。

帰りは同じ道をホテル駐車場まで30分余だった。
 
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