hkk-664  

 桟敷山=さじきやま(1915m)小桟敷山=こさじきやま(1852m)

群馬県 2006.05.08 単独 マイカー 桟敷山 三等三角点 嬬恋田代 南西
コース 桟敷山登山口・桟敷林道の駐車場(6.50)−−−分岐(7.25)−−−桟敷山(7.30)−−−分岐から展望台と三角点へ−−−分岐(8.00)−−−桟敷林道の駐車場(8.20)−−−林道−−−小桟敷山登山口(8.40)−−−小桟敷山(9.00-9.10)−−−桟敷林道の駐車場(9.35)
霧の桟敷山山頂
早朝に村上山を登ったあと、次は桟敷山。

アクセスは湯ノ丸ICから湯ノ丸高原へ向かい、地蔵峠から鹿沢方面へ下って行くと、右手に『林道桟敷山線』の看板と『山の家アゼリア』の建物がある。この桟敷山線へ入るとすぐに駐車場が並んで二つあるが、奥の方の駐車場が桟敷山登山口で道標も立っている。

コースの最初は美しいシラカバを目にしながらの登りである。急登はほとんどなく、丹念にジグザグを繰り返していくので足への負担感はない。
カラマツの古木が見えるようになると間もなく山頂と展望台分岐となる。早朝に登った隣の村上山は晴れていたのに、この桟敷山は乳白色の霧に包まれている。数十メートル先は視界がきかない。道標にしたがって左にコースをとり、少し登ると桟敷山山頂だった。石祠や遭難慰霊の碑などがあり、視界はわずかしかないが、周囲は年代もののカラマツの古木が占めているようだ。
北方が切り開かれていて、天気が良いと四阿山の大きな姿が望めるだろう。

三角点はこの山頂にはなく、すぐ隣のもう一つのピークの方だ。三角点ピークの方が16メートル低い。
分岐まで戻り、どうせ展望はないとわかっていたが展望台まで行ったみた。大きな岩の先は深く切れ落ちているようだ。浅間山方面が望めるのだろうか。
再び分岐へ戻り、今度は三角点を探すことにする。ガスではっきりしないが三角点ピークの方角を確かめて腰丈ほどの笹薮をかき分けて行く。帰りに方角を見失わないように直線的に高みを目指して進む。ピークと思われる地点に出ると、小広い平坦空間に樹木はなく、笹だけが茂っている。隅の方から足で笹を押し倒しながら三角点標石を探す。白杭を探した方が早いと思って一通り探してみたが見つからない。樹林の中にまで範囲を広げて探すのも大変なことだ。あきらめて分岐へ戻った。

笹原の小桟敷山山頂、目の前に篭ノ登山
駐車場まで戻り、次は小桟敷山へ。
駐車場から先はゲートで閉鎖されていて車は進めない。そのまま徒歩で林道をたどる。10分もかからずに道幅の広がったところに登山口の道標が立っていた。
登山道の始まりは、車が通れるほどのなだらかな道が、高原情緒漂うシラカバの中に延びている。間もなく山道となり、落葉樹の中をジグザグに折り返しながらコースはゆったりと上っている。まさにファミリーハイク向きのコースだ。登山口から20分で小桟敷山の山頂に着く。笹原の密生する平坦なピークは山頂という感じはしない。展望はなく、目の前にはのしかかるようにして篭ノ登山が藍色の山体を見せているだけだ。三角点はなく、一服してから駐車場へと戻った。
 
≪山岳巡礼≫のトップへ戻る