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横津岳=よこつ(1167m)~
烏帽子岳=えぼし(1078m)~袴腰岳=はかまこし(1108m)       


北海道 2006.06.11 単独 マイカー 袴腰岳 一等三角点
横津岳 三等三角点
地図 横津岳南西
コース ゲート前駐車場(8.50)---横津岳(9.15-9.20)---袴腰岳(10.15)---烏帽子岳(10.40)---ゲート前駐車場(11.25
横津岳
≪横津岳・・・北海道百名山・日本の山1000≫
≪袴腰岳・・・一等三角点≫

函館市中心部から国道5号線を北上、函館新道へ入って七飯大川ICを降りる。ICを出たらすぐに信号を右折して函館新道の下を潜り抜けるとあとは一本道で横津ゴルフクラブ、横津スキー場を通り過ぎてゲートに突き当たる。ゲートの少し手前に広い駐車スペースがある。濃い霧がたちこめている。
(信号機のところには横津ゴルフクラブ、横津スキー場の案内看板が立っている)

用事があっての渡道、1分でも早く下山したくて支度もそこそこに出発する。
横津岳まではアスファルトの車道歩き、ハイキングの気分には遠く、普通に歩けば40分余で着いてしまう。それでも存在感のある山ということか、北海道百名山に名を連ねている。3日後に函館山から北を望んだとき、この横津岳から烏帽子岳、袴腰岳へとゆったりと連なる山稜が存在感を強調していた。
横津岳山頂の三角点は亡失していて今はない。ゲートまでの濃い霧が嘘のように山頂部はよく見えていた。緩やかな笹
一等三角点袴腰岳山頂
原の中に丘状に盛り上がり、航空レーダーのドームが我が物顔という感じで場所を占めていた。

これから向かう袴腰・烏帽子は霧の中で見通すことができない。来た道を少し戻り丁字路を左折、同じようなアスファルトの道を東へ進むと電波中継ドームに突き当たり、ここからようやくハイキングコースとなる。広々と展開する笹原の中の道は、刈払いも完全で整備が行き届いている。ごく小さな湿原を二つ通過して烏帽子と袴腰の分岐となる。烏帽子は帰りに立ち寄ることにして袴腰へ向かう。窪地にはわずかだが残雪も見え、コース脇にはシラネアオイ、ハクサンチドリのほかグ
烏帽子山頂から横津岳が良く見えていた
ンナイフウロと思われる花も見られる。
分岐の先から少し下ってから急な登りとなる。ダケカンバ林が高山の雰囲気を醸している。霧の中で見通しはなく、早足で樹林帯の登りに汗を流す。ピークかと思った高みはニセピーク、2、3回それを繰り返すと小さな切り開きの袴腰岳一等三角点の山頂だった。

袴腰岳山頂を後にして、帰りは烏帽子岳へ立ち寄る。横津岳と袴腰岳の間にある小さなコブという感じの烏帽子岳だが、遠望がきくと展望がいいようだ。広い山頂からは横津岳が明瞭に見えていた。振り返ると霧に包まれていた袴腰岳も、その霧がいくらか薄れて山影が確認できるほどになっていた。

最後まで足を緩めず、北海道百名山と一等三角点をそれぞれ一つづつ踏んだ特急ハイキングだった。
 
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