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大松山=たいしょうざん(672m)

新潟県 2006.09.020 単独 マイカー 地図 松之山温泉北東 三角点なし
コース 松之山温泉(9.30)--不動滝(9.35)---大松山(10.30-10.35)---松之山温泉(11.20)
大松山山頂は草地の広場
刈羽黒姫山に登ったあと、通りすがりに立ち寄った山。

刈羽黒姫山下山が8時過ぎたところ、このあと山伏山の予定はあるがそれだけではもったいない。道路地図を広げて付近の登れそうな山を物色する。津南町山伏山への途中に大松山というのが目あった。松之山温泉のすぐ近くに位置している。その付近で尋ねれば何とかなるだろう。登れなければそれはそれでいい。

高柳町から812号線で松代町を経由253号線へ、さらに843号線と走って松之山温泉に到着。温泉街の入口に広い駐車場があったのでここへ車を止める。

道路地図でおおよその見当をつけて歩きだす。温泉街を抜けて不動滝を見物、人工物のようなそらぞらしい滝だった。登山道を尋ねる相手はいないか探しながら車道をたどると分岐に出る。勘で右手の稲田の広がる道を進む。黄金色に広がる田んぼは明るく光り輝いて見える。
地元民らしい人に出会えた。「オオマツ山へ登りたいのですが・・・・」というと、「ああ、タイショウざん」と言いながら「この道を行くと標識があるからすぐにわかる」と教えてくれた。てっきり登山道があるものと思いこんだ。しかしそれらしい標識はなく、山へ向かう横道がもしや?と気にしながらも車道をかなり歩く。

『大松山』の標識が左折を示していた。0.6キロと表示されていた。車がやっと通れるほどの狭い道をしばらく進むとさらに道標があり、その先に2、3台駐車できそうなスペースがあった。山頂はそのすぐ先だった。

草地の山頂には石祠が一基あるだけ、山名標識もない。眼下には黄金色の棚田と民家が山村の佇まいを見せていた。

温泉街から1時間余で往復できると考えたのは勝手な思いこみ。いい景色だなあ、ここでスケッチするとしたらどう描いたらいいだろうか、立ち止まってそんなことを考えたりしてのんびりと歩き、けっこう時間がかかってしまった。帰りは足に任せて急いで駐車場まで戻った。


帰宅後地図を調べてみると登山道はなく、車道が山頂まで通じていた。登ったのは2万5千図の大松山=672mだが、すぐ南西に三等三角点仏岩738mある。
ネットの情報では大松山の山頂は渡り鳥の観察に良い場所だという。