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伊那谷の山 夏焼山=なつやきやま(1503m)

長野県 2006.09.29 単独 マイカー 地図 兀岳北東 夏焼山 四等三角点
コース 大平峠(1500)---夏焼山(15.25-15.30)---大平峠(15.50)
夏焼山山頂
しらびそ峠から尾高山などを歩いたあと、翌日登る予定の兀岳登山口へと移動してきた。兀岳登山口へは飯田市外から県道8号線(大平街道)へ入る。飯田峠を越えた先が、昔の伊那と木曽を結ぶ街道の峠に位置する大平宿で、無人となった今でも保存会の手によって建物などが維持管理、景観が保たれている。
一時代前の面影濃い宿場の建物を、簡単にスケッチしてから街道をもう少し進み、トンネルを抜けるとトイレや小さな広場のある兀岳登山口木曽峠である。

ふと見ると兀岳とは反対側に『夏焼山0.9キロ』の表示がある。こんな山があるとは知らなかった。持参した地図には三角点1503mの記載はあるが山名は記されていない。
夕暮れにはまだ少し時間がある。今からでも簡単に登れそうだ。時間つぶしに登ってみることにした。ここにも「熊に注意」の看板、信州の山はこれが当たり前になってしまった。

道標から階段道を行く。今日の山歩きは終ったつもりになっていたためか、足がやけに重く感じる。スローペースでゆっくりゆっくり登って行く。ここは整備された遊歩道で、すぐに尾根に出た。立っている道標には夏焼山という案内はないが、地図を見ると左方がそれらしい。ごく緩やかな道をたどるとすぐに山頂となり、ベンチや立派な山名標柱などもある。一目で四等とわかる小ぶりの三角点標石もあった。
展望案内板には摺古木山、奥石岳、穂高岳、乗鞍岳、御嶽山、南木曽岳が書かれていた。山影は薄くかすんでいたが、摺古木や御嶽山のほか、目の前に南木曽岳をのぞむことができた。