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七座山=ななくらさん(287m)

秋田県 2006.10.10 単独 マイカー 地図 鷹巣西部南西  七座山 二等三角点
コース 天神荘(14.20)---稜線分岐(14.45)---烏帽子座---岩の小ピーク---烏帽子座---箕倉---展望台---稜線分岐---天神荘(15.35)
7座の一つ烏帽子座

姫ケ岳を下山して翌日予定している小岳への途中、二ツ井の『道の駅ふたつい』にあった観光案内所に立ち寄る。時刻が早いので付近に簡単に登れる山がないか尋ねると、道の駅の目の前にある七座山を教えてくれた。
藩政のころから伐採が禁じられてきたおかげで、原始の状態が保たれており、巨木と巨岩が折り重なる野生林とのこと、是非体験してくださいという勧めだった。

道の駅から新七座橋を渡ってすぐ左折、Uターンするように新七座橋の下をくぐると荒れて無人の天神荘がある。ここの広場に車を止めて登山道の道標から登りだす。まさに原始林そのもの、巨大な杉が落葉樹と混生してジャングルのように生い茂っている。杉も自然のままだとこのように育つのだということを見直すような力強さだ。
汗を流して20数分、長い鉄梯子を登りきると稜線分岐で、右が展望台、左が三角点のピークとなる。

七つのピークを持つことから七座山という名前がついているという。急坂を登って烏帽子座のピークを越える。地図がないので三角点までどの程度の距離があるか見当がつかない。どこで引き返すか、その折り返し場所を考えながら歩いていると、小さな岩峰ピークがあった。三角点はまだ先のようだがここで折り返すことにした。

稜線分岐まで戻り、さらに少し進むと箕座、そして展望台があった。展望台に登るとまず森吉山が目につく。そして藤里駒ケ岳らしい姿、眼下には米代川の流れと黄金色の二ツ井の田園の広がり。低山にしてはなかなかスケールの大きい眺めを得られた。

七座山は余った時間を使ってのおまけの山だったが登った甲斐はあった。
このあと明日予定の小岳登山口途中にある寿波里湖へと向かった。