hkk-718   

鴨ケ嶽=かもがたけ(688m)~箱山=はこやま(695)

長野県 2006.12.05 単独 マイカー 地図 中野頭部北西  鴨ケ嶽 二等三角点
箱  山 四等三角点
コース 土人形山館付近(8.30)---鴨ケ嶽(9.00-9.10)---箱山(9.55-10.05)---土人形山館付近(10.40)
鴨ケ嶽二等三角点と黒姫・高妻山
かねてより隣市在住のA女史から鴨ケ嶽・箱山のことは何回も耳にしていた。散歩気分で登れるというのでいつかその散歩をと思っていた。
初冬の穏やかに日、急に思い立って出かけた。

典型的な里山、ガイドブックに載るような山ではないが、地図だけあれば十分。
中野市土人形館北側の広場に広い駐車スペースがあり、その前に遊歩道案内板が立っている。案内板でコースを確認して出発。

整備された遊歩道の要所には、鴨ケ嶽への道標も整備されている。山頂までの高低差は約250メートル、急ぐとあっという間に着いてしまうのでゆっくりと登って行く。山頂が近づくとY字分岐がある。どっちを選んでも山頂へは行けそうだが右を選んでみる。急登を登りきったピークが鴨ケ嶽山頂、落葉を終った樹間から北信五岳が雲の上に浮かんでいる。セピア色の落ち葉が敷き詰めたの中に二等三角点標石があった。
掘割状の溝を挟んで石祠、碑石、鳥居などとともに登頂記録ノートが備え付けられている。ノートに名前だけ記帳、2日前に1千回登頂を果たした人の記帳があった。30分ほどで登れるこの山は、日課で登るには手ごろな山ということだろう。

次に箱山へ向かう。
尾根通しに歩くつもりで北へ向かう。踏跡をたどると急崖の岩場に出た。ちょっと緊張気味に足場を確認しながら慎重に下って行くと、登りのときのY字分岐へ出てしまった。箱山へは岩場を下らずにそのまま直進すればよかったのかもしれない。
結局箱山トンネル西口まで下ってしまった。ここから尾根へ登る道が見当たらない。トンネル入口の左手からトンネルの真上あたりを目指して潅木の急斜面をはいずり上がった。
尾根まで登るとあとは明瞭な道となって北へ向かうと箱山まではわけなかった。

箱山は北信五岳の絶好の展望台だった。視界を邪魔する樹木もなく、季節を問わず五岳の展望が得られる。斑尾、妙高、黒姫、飯縄、戸隠が行儀よく並び、火打山や高妻山、それに白銀がまぶしい北アルプスの連嶺と山岳展望がすこぶる良好なピークであった。
石祠や石碑が4基ほど西を向いて並んでいる。『霊峰塔』と彫られた石碑の背面には富士山・御嶽山、八海山、羽黒山、湯殿山、月山、立山、大山の名前が刻まれていた。

帰りも道のない斜面から車道へ降り立ち、あとは清掃工場経由で土人形館付近の駐車場所へと戻った。