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日本ケ塚山=にほんがづか(1107m)

愛知県 2007.01.11 単独 マイカー 地図 佐久間北西 日本ケ塚山
  二等三角点
コース 駐車場所(9.10)---登山口(9.25)---渡渉(9.40)---尾根(9.50)---最初のピーク(10.25-10.40)---日本ケ塚山(11.15-11.25)---駐車場所(12.45)
日本ケ塚山二等三角点

≪日本の山1000≫

夜明け前に長野市の自宅を車で出発、飯田ICを出て151号線(遠州街道)を南下、積雪の残る新野峠から74号線へ入り、三沢小学校の先で左折、426号線を富山村方面へ向かう。最高所のトンネルを抜けて下りにかかる。このあたりにあるはずの大沼山登山口を探しながら車を走らせるが、それらしいところが見つからないままバンガロー村まで下ってしまった。

バンガロー村は日本ケ塚山の登山口、とりあえず予定の一つ日本ケ塚山へ先に登ることにした。

バンガロー村からさらに少し下って行くと右側に村道山中線の道路標識があり、ここが日本ケ塚山の入口で道標もある。
付近の路肩に車を止めて村道山中線から日本ケ塚山へ向かう。山中線へ入ったところに登山案内板がある。これからたどるのはCコース、2キロとなっている。
凍ってツルツル滑る道を15分ほど進むと車道終点、ここから登山道が始まる。
冷え冷えとした沢沿いを15分ほど遡上したところで右岸へ渡渉、山腹のジグザグ道にかかると10分で尾根上に出る。
ここから急な登りがつづく。展望のない人工林の中を黙々と足を運ぶ。汗がしたたる。やがて雪が見えてきて、いつか土は見えなくる。降雪後に歩いた二人分の足跡が残されている。ときどき雪に足を滑らせる。これを繰り返すとけっこう体力を消耗する。30分余の急登に汗を流し、最初のピークに立ったところで6本爪の軽アイゼンを装着する。

このあと目立たないが小さなピーク状の地形をいくつか越える。雪は吹き溜まりでも20センチか30センチ程度、それほど苦になるようなことはない。高度が上がって気温は低くなっているようだが無風でそれほど寒さは感じない。やがてバンガロー村のコースが合流、そのすぐ先が山頂だった。
行程差750メートル、所要2時間、ちよっと時間がかかりすぎた感じがするが、これも年令相応の体力低下のためだろう。
山頂には二等三角点標石、丸木を鳥居状に組んだ骨組みだけが風にさらされている。山名表示板でも取り付けてとあったのだろう。東方に見える白銀は南アの上河内岳方面か、北には茶臼山や中ア、目の前には重量感を感じさせる熊伏山が大きく横たわっている。南ア深南部に連綿と波うつ山々は名前が指呼できない。

帰りはバンガロー村へ下るコースも考えたが、結局同じ道を戻って下山した。
下山後富山村の湯の島温泉で入浴、明日の八嶽山登山口なる富山村役場付近で車内泊。


富山村は佐久間ダム湖の北端付近にある村です。北側は長野県天竜村と隣接しています。今は豊根村と合併されていますが、それまでは人口217人という全国で一番小さな村だったということです。