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伊那谷 八嶽山=やたけさん(1140m)
長野・愛知県 | 2007.01.12 | 単独 | マイカー | 地図 三河大谷南西 | 八嶽山 三等三角点 | ||||
コース | 富山登山口(8.00)---尾根上(8.50)---山頂まで40分の道標(9.15)---八嶽山(9.45-10.00)---登山口(11.10) | ||||||||
八嶽山は長野・愛知県境に位置し、長野県最南部の山である。「伊那谷の山」というカテゴリーで考えたいたが、登山口は愛知県旧富山村にあり愛知県の山と言ったほうが適切かもしれない。 昨年から『伊那谷の山』をテーマにして登ってきたが、この山もその一環として今回選定してものである。 アクセスは飯田ICを出て151号線(遠州街道)を南下、新野峠から74号線へ入り、三沢小学校の先で左折、426号線を旧富山村方面へ向かう。 佐久間ダム湖畔まで下り、湯の島温泉を通り過ぎてから、この付近唯一の信号機の先、右側に総合センターの建物があり、そのまん前に狭い石の階段があって『八嶽山登山口へ』という表示がある。よほど注意しないと見おとしてしまうような表示だ。こには公衆トイレもある。 昨日、日本ケ塚山へ登ったあと、総合センターすぐ先の左手にある駐車場で車内泊。駐車場の表示はないが、自由に停めていいらしい。10台分ほどのスペースで運よく1台分が空いていた。 昨日確認しておいた総合センター前の石の階段から八嶽山へ向かう。民家の庇がせり出すような階段を登り終わると熊野神社の境内に出る。古色蒼然とした社殿の右手から登山道が延びている。 肌を刺す冷気の中をゆっくりしたペースで登って行く。振り返るとダム湖と集落が足下に離れて行く。勾配はけっこううあるがコースは手入れが行き届いて歩きやすい。風がないので気温のわりには寒さは感じない。額から汗が流れ落ちる。約50分歩いてはっきりした尾根状の道となった。ときおり勾配の緩む箇所があってほっとするが急な登りは途切れない。以前はこの程度の勾配は大股でぐいぐい登って行ったのになあ・・・なんて、戻りもしない過去を振り返ったりして黙々と足を運ぶ。途中、朽ちて用をなさなくなったようなベンチが何箇所か目につく。 かさかさと足元を鳴らす落ち葉の道も、雪が次第に多くなり、土はほとんど隠れるようになってきた。少し勾配の緩んで樹林の中に『山頂まで40分』の道標がある。ここまで1時間15分かかっているが、まだかなりの行程差が残っているようだ。 この先、足の疲れもあるのか勾配がさらにきつくなった気がする。近くでキツツキの軽快なドラミングが聞こえる。 一本調子に山頂へ向かう急登を休まずに足を運ぶ。電線ケーブルらしいものが目の前にあらわれる。おや?、こんなところに何だろうと思いながら登って行くと、荷物運搬用のモノレールがあった。林業作業員の乗り物かもしれない。 モノレール沿いの急登にも一汗かかされて八嶽山の山頂に登りついた。高低差は850メートル、休憩なしで所要1時間45分、ゆっくりペースだったこともあって、予想外に時間がかかってしまった。 山頂の二等三角点を確認、山頂からの展望はなく一段下がったところに展望櫓があって、ここから奥三河の山々が展望できるようになっていた。しかし見える山々は特徴のない平凡な山並みがあるだけで、一つとして私が指呼できる山はなかった。 帰りも同じコースをたどって富山の集落へ下った。 このあと自炊の昼食を作ったりしてから、午後は大沼山登山口の偵察に時間をつぶし、のんびりと過ごした。 |