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根子岳=ねこだけ(2207m)・・・山頂よりスキーでダウンヒル

長野県 2010.02.06 M氏同行 マイカー 地図 四阿山北西 根子岳 一等三角点
コース 奥ダボス第一リフト終点((9.40)---山頂まで1.6キロ地点(10.50)---肩(11.55-12.05)---根子岳---肩(12.20)---肩からスキー滑降開始(12.25)---奥ダボス第一リフト終点(12.40)
根子岳肩の樹氷

根子岳スキー登山は、いつの間にか毎年の恒例になってしまった。

好天を見計らって今年は山友Mさんとの同行。
奥ダボスのリフトを一本乗りそこから歩き始める。私はスキーをザックにくくりつけ、スキーブーツ歩行。Mさんは山スキーでシール歩行。

大気の澄明度はイマイチだが気アルプスの銀嶺が望める。
2時間余で山頂肩へ。厳しい寒さの中根子岳山頂を往復する。山頂は強風が雪を吹き上げてブリザードの中にいるようだ。早々に退却。

肩へ戻って滑降開始。
コース整備は完璧、雪質も上々。快適な滑降が楽しめた。
途中何回か立ち止まったが1、リフト終点地点まで10分ほどだった。


長野県 2010.03.15 息子同行 マイカー 地図 四阿山北西 根子岳 一等三角点
コース 奥ダボス第一リフト終点((8.30)---根子岳(11.00-11.05)---山頂下からスキー滑降開始(11.15)---奥ダボス第一リフト終点(11.25)
           
雲海に浮かぶ鹿島槍と、 スキーを背にして汗を流す登り













1月につづいて今期二度目の根子岳。
北の白馬連峰から南の穂高連峰まで、雲ひとつない抜けるような青空に北アルプスの銀嶺が映える。眼下千曲川沿いの平野は雲海に沈んでいる。

今回は息子と二人、8時15分運転開始の奥ダボス第一リフトに乗って終点まで。スキーをザックにくくりつけて出発。ときおり北アルプスの眺望に目をやったりしながら、スキー靴で一歩一歩登っていく。1月のときと比べて雪面が少し硬くてなっているために、滑って足をとられて歩きにくい。

3回ほど小休憩をとって山頂直下の滑降開始地点に着く。ここにスキーをデポして山頂へ。数分で山頂に立つ。
目の前にド~ンと四阿山、はるかに見えるのは日光方面の山だろうか。そして白根草津山や志賀の山々、端麗な浅間山、南ア北部の山に八ヶ岳連峰、御岳・乗鞍岳、さらに頚城山塊など360度の展望に目をやってからスキー滑降開始地点まで戻る。

ところどころ笹の葉っぱが顔を出し、雪面のコンディションも真冬に比べるとやや悪いが滑降にはさして問題にはならない。途中2、3回立ち止まっただけで一気に滑り降りた。


長野県 2010.01.27 単独 マイカー 地図 四阿山北西 根子岳 一等三角点
コース 奥ダボス第一リフト終点((9.10)---根子岳(11.00-11.05)---山頂下からスキー滑降開始(11.20)---奥ダボス第一リフト終点(11.28)
雪煙を巻き上げる山頂

好天のお手本のような穏やかな晴天、冬季このような日はそれほど多くはない。
毎年のように楽しんでいる根子岳山頂からのスキーによるダウンヒル、去年は少雪で滑降がほとんど不可能だった。

本日の好天を逃がす手はない。幸いほかに何の予定も入っていない。菅平高原の朝の気温は氷点下10数度のようだが、日差しで気温も上がっていくだろう。絶好のダウンヒルが楽しめそうだ。

奥ダボス第一スキーリフトを降りてスキーをザックに三角形に縛りつける。足はスキーブーツ。ダウンヒルコースはピステン(圧雪車)がきれいに整備してある。今朝はまだシュプールはつけられていない。

ときどきブーツが沈むだけで歩きやすい。気温はかなり低いはずだか背中には汗が流れる。振り向けば北アルプスを始めとして素晴らしい眺めだ。山頂でゆっくり楽しもう。
高度が上がると風を感じるようになる。シール登高の人が追い越して行ったが、またすぐに追い越す。

これまではへリコプターがダウンヒルを楽しむ人や観光客を運んでいたが、今年から雪上車(愛称はスノーキャット)に変わっていた。料金は2800円ということだ。


北アルプス 頚城山塊

山頂直下スノーキャット終点までの所要は1時間45分だった。これまでより少し時間がかかっているが、歳のせいでしかたないだろう。
ここにスキーをデポして山頂へ向かう。モンスターのような樹氷の間を縫って登って行く。足跡が消えているので、記憶を頼りに自分でルートを作っていく。ラッセルになるほど沈まないのは、多分いい感じで正規のルート上をたどっているからだろう。
山頂の一角に立つと風が強い。寒い。雪煙を巻き上げてブリザードのようだ。

石祠の山頂からゆっくり展望を楽しむつもりだったが、とにかく風が強い上に寒さがこたえる。急いで360度の展望を眺め回す。
一部樹林が視界を遮っているが、頚城方面の山、富士山、浅間、南ア、八ケ岳、中ア、御岳、北ア・・・・まさら圧巻だ。
寒さに追われるようにしてスキーのデポ地点まで下る。スノーキャットで登ってきた客数人が山頂へと向かっていた。

風の弱いスキーデポ地点で北アルプス、頚城山塊などを眺めてからダウンヒルを開始。邪魔になるブッシュもまったくないし、コース手入れも良くて快適に飛ばす。途中2度ほど立ち止まって写真を撮ったが、スタート地点の第一リフト終点まで7、8分で滑り降りてしまった。
まばは満足のダウンヒルだった。



長野県 2007.03.10 単独 マイカー 地図 四阿山北西 根子岳 一等三角点
コース 奥ダボス第一リフト終点(8.40)---根子岳(10.20-10.30)---ヘリポートから滑降開始(10.40)---奥ダボス第一リフト終点(10.53)
根子岳山頂からの頸城三山方面

終日快晴の予報、山頂からの展望を期待して1年ぶりの根子岳へ。

菅平高原に着いてみると1ヶ月前とは様変わり。ゲレンデは一応スキー滑降可能な状態とはいえゲレンデ外には草原があらわれていて、とてもこの時期の菅平とは思えない。はたして山頂からの滑降ができるのかどうか。雪の状態が悪く途中で滑降不能と判断されたら、山頂はあきらめてそこで引き返すことになるだろう。

奥ダボス第一リフト終点からザックにスキーをくくりつけ、スキー靴で出発。
雪の中にブッシュが見えるというより、ブッシュの中に残雪があるという状況だ。それでも雪のあるところを拾えば、何とかスキーを履いたまま滑ってくることは出来そうな気がする。

雪面はアイスバーン状態に硬くなっている。私の技術では帰りの滑降は少し緊張するかもしれない。アイゼンを携帯していないため、勾配がやや急なところでは、凍った雪に足を取られて歩きにくい。しかし一歩一歩雪に沈むよりましだろう。
歩き始めたときは真っ青な空の下、北アルプスから頸城山塊がクリアに見えていたのに、上空は刷毛をはいたように徐々に白っぽくかすんできた。

高度が上がってくると気温が低くなってきたのを感じる。しかし昨年のマイナス10度以下に比べると暖かい。このあたりは雪原に潅木の枝先くらいしか見えないはずが、今年は笹の葉までが雪の上に出ている。
したたる汗をぬぐいながら、一歩も休まずに山頂直下のヘリポート地点まできた。昨年とほぼ同じ1時間40分で歩けた。振り返って途中追い越してきた人の姿を探したが視界にはなかった。ヘリスキーの営業は少雪の影響で停止しているのか人影はない。

ヘリポートにスキーをデポして数分先の山頂へ足を延ばす。山頂直下の急な斜面は凍りつき、靴先を数回蹴りこんでわずかな足がかりを作って通過。わずか10数歩だが少し緊張した。
根子岳山頂、これで何回目だろうか。春夏秋冬、いつ見ても360度さえぎるもののない大展望には圧倒される。残念ながら紺碧の空の下とはいかなかったが、北・南・中ア、奥秩父、浅間、頸城などの山々を展望してからヘリポートまで引き返す。

スキーをつけて滑降開始。アイスバーン状の硬い雪面、その雪面には小石をまいたような雪片が氷りつき、ブッシュを避け雪のあるところを拾っていかなくてはならない。一気に下まで大滑降とはいきそうもない。慎重な滑りが求められる。それでも状態の良いところは、氷を削るようなガリガリした大きな音を残しながら思い切り飛ばす。次々と登ってくる登山者とあっという間にすれ違う。
ときには立ち止まって雪の状況を確かめ、コースを選んだりということを何回か繰り返しながらも、スキーを脱ぐことは1回もなく、何とか滑り降りることができた。

これまでは10分もかからなかった滑降が、今回は12、3分かかった。あとでスキー板の滑走面を見ると大きなキズがいく筋もついていた。


午後は息子とゲレンデスキーを楽しむ。これが今シーズン最後のスキーになるかもしれない。