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南亦山=みなみまた(982m)

三重県 2007.003.20 単独 マイカー 地図 真弓北東 南亦山 一等三角点
コース 森林公園駐車場(12.55)---休憩所(13.15)---南亦山(13.35-13.40)---駐車場(14.15)
展望櫓の下にある南亦山一等三角点
子ノ泊山に次いで本日の2座目。
子ノ泊山登山口から南亦山登山口まで1時間か1時間半ほどだろうと考えていた。ところが意外に離れていて、休みなく走りつづけても3時間近くかかってしまった。

熊野から42号線を北上、大紀町(旧大内山村)に入り南亦森林公園の道標で左折、頭宮四方神社を通過して、道なりに直進して行く。千越林道となり山中へと入って勾配も急になってくるが、完全舗装の良い道だ。
42号線からおよそ10キロほどで森林公園駐車場に着く。ここが南亦山への登山口で、駐車場、それにきれいなトイレも整っている。設置されているコース案内図を見るも、いまいちよく飲み込めない。

時間を気にして駐車場下の登山口から早速山頂をめざした。
最初は人工林の中を登って行くが、スローペース20分ほどで四阿屋のある休憩所となる。ここからは薄暗い杉の林から開放されて、落葉樹の明るい尾根に変わる。芽吹き前の樹林は陽射しがこぼれて気持ちいい。樹間を透かすと、こんもりとした高みが見える。それが南亦山のピークらしい。

森林公園というだけに、樹木には名札がつけられていて樹種を覚えるには都合がいい。しかし落葉期は葉がないために樹肌や枝ぶりだけでは似たものが多くて区別がつきにくい。
落葉樹の尾根道を気分よく足を運ぶ。登山道には芽を出したばかりのバイケイソウがたくさん見られる。踏みつけないように気を使うのも大変なほどだ。

山頂手前にも四阿屋の休憩所があり、そこからひと登りすると三角点ピークだった。私と入れ替わりに一組の夫婦が下山して行った。
一等三角点標石は丸太を組み上げた展望台の下にあった。眼下に果てしなく広がる海原は熊野灘だろう。折り重なるように連なる藍色の紀伊山地、しかし山名を指呼することもできないし、私の目にはただ山が見えているというに過ぎない平凡な眺めだった。

数分の滞頂で来た道を引き返した。
この夜は伊勢神宮の別宮“滝原宮”に隣接する道の駅『奥伊勢木つつ木館』で車中泊とした。