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七洞岳=ななほら(778m)

三重県 2007.003.21 単独 マイカー 地図 脇出北西 七洞岳 一等三角点
コース 駐車場所(6.30)---登山口(6.40)---七洞岳(7.30-7.35)---駐車場所(8.30)
一等三角点 七洞岳山頂

前夜は、七洞岳登山に都合の良い大紀町道の駅『木つつ木館』で車中泊。
薄明の5時半に道の駅をあとにして42号線を北上、栃原の新田交差点信号で右折、すぐにまた右折して民家の並ぶ狭い道を進み、橋を渡る。するとまた信号の交差点となるが、ここもそのまま直進する。(ここで誤って左折、方向違いの道を走り、さらにまったく関係ない林道へと入って行き止まりまで行ってしまった)

しばらく走って野原という小集落に出ると、あとは七洞岳への道標が導いてくれる。尾合川に沿った林道を遡って行くと舗装からダートに変わる。かなり荒れた急勾配の先が少し広くなっていて小さな祠がある。ここに駐車してもよかったが、今日は休日で登山者も多いかしれない。 後続の車の回転に支障をきたすおそれもあるので、少し戻って路肩の広いところへ止めることにした。

駐車場所から祠の広場を通り、そのまま荒れた林道を進むと10分ほどで小さな小屋があり、ここが登山口にらなっていた。山頂へ1時間30分の表示がある。沢を渡って薄暗い杉・ヒノキの人工林の中を登って行く。せっかく植林をして山を育てている人には申し訳ないが、私の嫌いな人工林は早く抜け出してしまいたい。
樹相が落葉雑木林に変わってほっとする。じぐざぐを何回か繰り返すと間もなく尾根に登りついた。ここまで約35分。

あとは尾根道を快調に高度を稼ぎ、「展望岩すぐ」の表示を無視して登りきると山頂まではすぐだった。行程はちょうど1時間、高低差は約500メートル、あっという間の感じで着いてしまった。
一等三角点を確認したあと周囲の眺望に目を向ける。天気は快晴、眼下には複雑に入り組む海外線、そして朝日にきらきらと輝く熊野灘が広がっている。
はるかにシルエットの山並が連なっている。雪の見えるのは大台ケ原方面だろうか。とがった三角錐は局ケ岳か。かつて私が奈良県に住んでいたころ登った山々もいくつか見えているはずだが、それを指呼することはできはない。

長居をするような展望もなく、5分ほどで山頂をあとにした。