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局ケ岳=つぼね(1029m)

三重県 2007.003.21 単独 マイカー 地図 宮前南東 局ケ岳 三等三角点
コース 登山口(11.55)---旧小峠(12.55)---局ケ岳(13.20-13.35)---登山口(14.20)
局ケ岳岳山頂

≪日本の山1000≫

朝から七洞岳、白猪山と2座登って、今日はこれでおしまいの予定だった。ところが時刻はまだ12時前、多少の疲れは感じるが白猪山からも距離的に近い局ケ岳を登ることにした。

奈良に住んでいたころ、奈良・三重県境付近、この局ケ岳近辺の山にもよく登りに行ったものだが、なぜか局ケ岳は登らずじまいになっていた。日本の山1000、近畿百名山にも名前があがっている山、一応名山ということになるのだろう。今回はちょうど良いチャンスだった。

白猪山をあとにして166号線を西進、局ケ岳の大きな道標が目につく。ここを右折して局ケ岳神社の登山口へ向かう。
神社周辺にはいくつかに分かれた、それぞれ小さな駐車場に、合わせて数台の車が止まっている。早速身支度をすませて出発しようとしていると、上から登山支度の人の運転する車が下ってきた。もっと上まで行けるようだ。疑心暗鬼で車を進めてみると、大きな駐車場と登山口があった。これで徒歩10分ほどの短縮というところだろうか。

登山口にある案内板で、これからのコースを確認してみるがよくわからない。「現在地」という表示と「現登山道」という表示があるが、それぞれ別の場所を示している。わからないままに目の前の道を登って行く。最初は石のごろごろした巾広の道、やがて細い山道になると足元は歩きやすくなってきた。
1日3座目となると、やはり足は重い。ゆっくりゆっくり足を運んで行く。樹林の道は見るべき景色もなく、ただ義務感のような気分で高度を稼いでゆく。山仕事の道がいくつも分岐している。帰りに紛らわしそうだ。分岐では一つ一つ記憶に残すように努める。

足元を見つめながら、ただ黙々と1時間、「小峠」の道標地点に着く。峠という雰囲気は感じられない。何人か下山していく人とすれちがう。
相変らず展望の開けない樹林帯がつづいて退屈を感じるころようやく山頂に着いた。数人のハイカーが休んでいた。360度展望が開けているが、東方を目隠しするような大きな電波反射板がいかにも目障りだ。反射板の横に先ほど登った白猪山を確認することができた。西には三峰山や倶留尊山、台高山地方面などの山並みがあった。
表土が剥げて赤土がむきだしの様子、無残に欠けた三角点標石などに、この山を訪れるハイカーの多さを感じる。

昼食などで15分ほど滞頂ののち下山にかかる。
案じたとおり下山はいくつも出てくる分岐で、ときには足をとめて十分確かめる場面も。どうしても確信の持てない分岐が一つあったが、感で選んだ道が正解で、間違いなく駐車した登山口へ降りることができた。