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堀坂山=ほっさか(757m)観音岳=かんのん(606m)

三重県 2007.003.22 単独 マイカー 地図 大河内北西 堀坂山 三等三角点
観音岳 二等三角点
コース 堀坂峠(6.15)---堀坂山(6.50)---堀坂峠(7.20-7.25)---観音岳(8.00-8.05)---堀坂峠(8.35)
堀坂山山頂

≪堀坂山・・・日本の山1000≫

松坂ICを出てすぐの信号を右折、間もなく松坂森林公園の道標を右折、あとは道なりに堀坂峠へと向かう。

登山口となる峠には広い駐車場、コース案内板などが整っている。
天気は快晴、昨日、一昨日とこの時期としては風が冷たかったが、今日は無風、寒さも和らいで気持ちいい。

鳥居をくぐって登山道へ入る。堀坂山はまさにファミリー向き、大変歩きよく、整備にも手がつくされている上、200mごとの表示もあるという親切さだ。ウグイスの声も耳に心地よく、早朝の大気に透き通るように響いている。
20分ほど歩いたところで、大きな岩に囲まれ、ハイカーを見守るように如来像が座していた。

取り立てるほどの急登もなく、歩いた気がしないほどの行程で山頂に達する。三角点は見るかげもないほどに欠け落ちて痛々しい。頑丈に造られた石室がある。『堀坂山から見える三重の山々』という展望板には、大台ケ原、高見山、御在所、局ケ岳、大洞山、白猪山、七洞岳などの山名があった。

観音岳から堀坂山を見る
堀坂峠に戻ってコース案内板を見ると、堀坂山とは反対側に観音岳(606m)という山があり、コースも記されて所要時間は50分となっている。時刻も早いし、ついでに登って行くにはちょうど手ごろだ。
道標の類はないが、登山道に入るとコースは明瞭でまったく心配はない。最初は薄暗いヒノキ・スギの人工林がつづくが、やがてスズケタがあらわれると、南に展望が開けて堀坂山が間近にのぞめる尾根道となる。なだらかな尾根をいくつも起伏を繰り返し、創造の森からのコースが合流すれば、ここが最後のコルであとひと登りで観音岳山頂だった。
赤土のむき出した小広い真ん中に二等三角点がある。堀坂山とは隣同士の山だが、こちらの山頂には山名表示一つ見当たらない寂しさだ。ここから見る堀坂山はかなりの存在感で、昔、舟人がこの山を目印にしたということがよくわかる気がする。

予定外に二等三角点の山を一つ稼いだ満足感で山頂をあとにした。