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竜ケ岳=りゅうがたけ(1099m)

三重・滋賀県 2007.04.26 単独 マイカー 地図 竜ケ岳南東 竜ケ岳 二等三角点
コース 宇賀渓入口駐車場(6.00)---登山口(6.25)---くの字型の桟橋(7.05)---竜ケ岳(8.05-8.10)---石榑峠(8.45)---分岐(9.00)---長尾滝---五階滝---登山口---宇賀渓入口駐車場(?)
竜ケ岳山頂、背後は鈴鹿南部の山々

≪竜ケ岳・・・日本の山1000≫

長野市から深夜4時間半のドライブ。
関が原ICから365号線を南下、石榑北の信号を右折して宇賀渓谷へ。渓谷入口の飲食店の並ぶ駐車場は500円、その有料駐車場100メートル手前の国道沿いに無料の駐車場があったのでここに車を止める。

飲食店の先で道標にしたがって右手の道をとり、そのまま一般車進入禁止の車道を20分余進むと四阿屋の建つ登山口がある。
ここは右よりの裏道コースをとる。
薄暗く陰気な杉の人工林は毎度のことながら気が滅入る。
やがてコースは渓流にぴったりと寄り添うようになる。滝とも言えないほどの小滝が連続、古びた桟橋を次々と渡って行く。次第に気持ちよく足が進むようになってきた。
九の字型の桟橋通過が駐車場から1時間余。行程のどのあたりになるのか見当がつかない。ガイドブックによれば山頂までの所要時間は2時間半、九の字桟橋が中間ほどだろうか。
やがて前方に笹原の広がりが垣間見え、山頂の近づきを予感させるが、それにしては早すぎる。実は決して早すぎはしなかった。笹原が見え、そして笹原の中の道へと入ってからもけっこう歩きでがあった。山頂かと思って登りついて見ると、さらに馬蹄形の尾根を回り込むようにした先に標柱の立つピークが見える。それが竜ケ岳山頂だった。

周囲一面に笹原の広がる広々とした山頂は、潅木一本ない展望台、少し霞がかかっていたが鈴鹿南部の山々を望むことができた。
山頂をあとにして石榑峠へと下る。急降下して重ね岩、鎖場(ほとんど必要のない鎖)を過ぎて35分で峠に降り立つ。ここまで車で来ると山頂へは1時間程度で登れるだろう。
峠から国道を宇賀渓に向かって15分ほど歩くと登山道への道標があり、ここで国道と分かれて沢へと下って行く。沢へ降りてからはほとんど沢筋に沿って下って行くことになるが、予想以上に良いコースだ。これを表道というらしい。澄み切った清流はときに小滝を作り、瀞は空の青を吸い込み、裏コースよりはるかに楽しい。
細い清流を右岸左岸と何回も渡り返し、長尾滝、五階滝などを経て吊り橋を2本渡ると四阿屋のある登山口へと出た。

雨の後などは沢筋を歩く表コースがどうなるかわからないが、コースを選ぶなら表コースから登り、裏コースを下る方が楽しいだろう。ただし石榑峠からの登りはかなりの急登となる。