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鈴北岳=すずきた(1182m)~御池岳=おいけ(1247m)

三重・滋賀県 2007.04.26 単独 マイカー 地図 篠立南西 三角点なし
コース 鞍掛トンネル駐車場(10.50)---鞍掛峠(11.10)---鈴北岳(12.00)---御池岳(12.30-12.35)---鈴北岳---鈴ケ岳への途中で引き返す---鈴北岳---鞍掛峠---鞍掛トンネル駐車場(14.00)
鈴北岳山頂 御池山山頂

竜ケ岳を下山すると休む間もなく次の御池岳へ移動。
国道306号線黄金大橋南詰の信号から306号線へ入り鞍掛トンネルへ。トンネル手前のコグルミ谷コース登山口付近の駐車スペースはどこも満車状態、鞍掛トンネル入口の駐車場まで行くと幸い2台分ほどの空きがあった。平日にもかかわらずハイカーのが多さに驚く。

駐車場から道標を確認して鞍掛道へ入る。20分ほど歩くと尾根鞍部の鞍掛峠に着く。御池岳はここで南へ左折する。右方向には三国岳への道標がある。三国岳登頂は明日に予定しているが、計画の時山集落からのコースではなく、この鞍掛峠経由の方が楽かもしれない。

峠から南へ向かう尾根を進むとすぐに送電鉄塔の下を通過する。木々の梢はかすかに緑が萌えはじめたところ、潅木の陰からは小鳥のさえずりが賑やかに響く。
本日二つ目の山だが足の方はいたって軽快、コース整備もよくて快適な登りがつづく。地図の1056m標高点まではやや勾配が強いがそのあとはゆったりとしてくる。雑木林を抜け出して空が大きく広がり、前方に鈴北岳が見えてきた。峠から50分で1182m標高点鈴北岳へ到着。展望を邪魔するものは皆無、周囲には冬枯れのままの草原が大きく広がっている。その中に石灰石が点在して、四国カルスト台地のミニチュア版という感じの風景だ。

鈴北岳からはほとんど勾配のない草原の道となる。道標には『御池岳』という表示はない。ちょっと心配になってすれ違ったハイカーに尋ねると『丸山』という表示が御池岳のことだった。小さな池を右手に見てしばらく行ったところで御池岳山頂への道標、ここがコグルミ谷コースとの合流点らしい。道標から初々しい緑のバイケイソウ群落の中を登って行くと鈴鹿山脈最高峰御池岳山頂だった。周囲は潅木に囲まれていて展望はない。
急に黒雲が広がり、風が吹きだした。するとぱらぱらと雨粒が落ちてきた。さっきまで晴れていたのに、この急変にびっくり。
山頂の写真だけ撮って鈴北岳へと引き返す。雨はばらばらっと落ちては止む。鈴北岳から三角点のある鈴ケ岳を往復したかったので足を速める。
鈴北岳から鈴ケ岳へ向けて歩きだしたところで雨は本降り模様となってしまった。天気予報の大はずれだ。雨中の笹道歩きは決してやりたくない。雨はあられに変わった。三角点ピークより鈴北岳の方が52メートル高い、無理して鈴ケ岳に登ることもない。あっさりと諦め、雨衣に身を固めて登山口への下山を急いだ。


この夜は、藤原岳登山口付近、国道306号線沿いのパーキングエリアで車内泊。
9年間山行を共にし、ホテル代わりもつとめてくれた愛車ハイラックスサーフで寝るのも多分これが最後だろう。来月には新しい車が来ることになっている。