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戸隠一夜山=いちやさん(1562m)
奥裾花ミズバショウ園・戸隠森林植物園
長野県 | 2007.05.15、16 | 山梨 C子さん、H子さん、F子さん | マイカー | 地図 塩島北東 | 一夜山 三等三角点 | ||||||||
コース | 一夜山・・・・通行止めのゲートから往復4時間(休憩こみ) | ||||||||||||
■奥裾花ミズバョウ園
我が家に山梨組の車を残し、平のサーフに同乗して鬼無里へと向かう。 最初に訪れたのは旧鬼無里村の奥裾花ミズバョウ園、ここはミズバョウの群生としては日本一というふれこみ。その数81万本とか、ときは最盛期ということだった。 ミズバショウの時期に何回か訪れているが、今年は残雪がゼロ。残雪からの流れに沿った水辺に、そそとして咲くいつもの景観はなく、やや期待はずれの感は否めなかった。 山梨の3人女性は花には目のない花大好き人間ばかり、アングルを探して写真を撮ったりして楽しんでいました。 残雪のブナ林の中をトレッキングする計画もあったが、お目あとの残雪がなくてはどうしようもない。ブナの樹下で昼食をとり、国民宿舎鬼無里の湯へ。 建て替えて間もない鬼無里の湯は清潔で気持ちいい。持ち寄ったアルコール、つまみで大いに盛り上がって話しがはずんだ。 平にとってはこの日は記念すべき日でもあった。と言うのは愛車サーフが明々後日には下取りとしてディーラーに引き取られていく、つまり最後のドライブでもあった。寝る段になると平はホテルサーフへ移動、サーフで寝ることで愛車との最後の別れを惜しんだ。9年間、15万キロのつきあいで、日本300名山挑戦の足となり、ホテルとなって頑張ってくれた愛車である。勿論宿には正規の宿泊料を払ってのことです。 ■一夜山
鬼無里中心部から戸隠への県道へ入る。財又集落付近に一夜山への道標がある。ここから林道へと入って行く。 いくらも走らないうちにゲートに突き当る。4年前にきたときはもっと奥まで入った気がするが定かではない。 ゲート手前に駐車して歩きはじめる。山梨組は路傍の草花を目ざとく見つけては名前などを披露してくれる。 以前は車で通り抜けた記憶のあるところもあったりする。山菜のコゴミがもったないくらい生えている。2、3の廃屋や原野となっとしまった西越開拓地跡を通過、突き当りを左折してなおも林道をたどる。芽生えたばかりの新緑がすがすがしい。小鳥の囀りも絶えることがない。まさに春の山だ。 ようやく大き目の広場となる。ここまで40分余、以前は車がここまで入れたのだ。山頂までゆっくり歩いても1時間30分と予定していたが、この40分が余分になってしまった。 山頂直下まで林道ほどの幅広の道が延びている。大きくじぐざぐを切りながら、勾配も少し急になってきた。例年だと残雪もあるのだろうが、日蔭に小さな残雪の名残があるだけ、ショウジヨウバカマの花がいくつか目につく。 視界が開けると南方に根子岳や志賀の山々、荒倉山などが見えてきて、さらにもうひと登りすると、突然純白の白馬三山が目に飛び込んできた。山頂まではあと一投足。 駐車地点からほぼ2時間の行程だった。 広々とした山頂には山名表示柱、大きな石祠、展望案内盤、鳥居、三等三角点などがある。 展望の名に恥じない360度のパノラマが展開する。何と言っても屏風のように威を誇る残雪の山巓は北アルプス、白馬連峰から五竜、鹿島槍、蓮華と南へ連なる眺めは圧巻である。武田菱も鮮明にその紋様を見せていた。火打、焼山、雨飾、高妻、飯縄、乗鞍、八ツ、奥秩父・・・・澄明度がよいと中アや富士山も見えたことと思う。 コーヒーをご馳走になりながら展望を楽しんだあと駐車場所へと戻った。 ■戸隠森林植物園
まずは戸隠そばで腹ごしらえをしてから植物園の散策路へと誘う。ウイークデイにもかかわらずけっこう人出はある。 散策路の脇にはカタクリやミズバショウの群落がつづく、私にはわからない花々を見つけて名前をあげていく。 やがて目の覚めるようなミズバショウの大きな群生、そこに黄色い花がアクセントの役目を果たしているのがリュウキンキだ。カタクリはまるで身を潜めるように咲いている姿が可憐だ。 繰り返し表れるミズバョウの群落に目を凝らし、アングルと光線を探してはシャッターを切っている。 簡単に園内一周と考えていたが、結局2時間近くも花を愛でて歩いてしまった。 |