hkk-758   

富神山=とみかみ(402m)

山形県 2007.08.27 単独 マイカー 地図 山形南部北西 富神山 三等三角点
コース 山王登山口(7.15)---富神山(7.35-7.40)---新道登山口(8.10)---山王登山口(8.20)
富神山山頂

白鷹山下山時刻が早朝とも言える6時50分、雨はまだ降り出していない。このまま帰宅するのが惜しくて、ガイドブック『山形県の山』で近くの小さな山を探してみる。山形市郊外に富神山が見つかった。行程は1時間10分ほどと手ごろ。山形盆地を一望する展望台で、市街から見るときれいな三角形をしていて、市民にも親しまれているという。

この山を登って山形市民に敬意を表してから帰宅することにした。

白鷹山からの移動は20分ほど、県民の森経由県道17号線で山形市へ向けて走ると、『新道口』という登山口の案内板がある。さらに少し下って行くと大きくヘアピンカーブするところに『山王登山口』があり、ここから周回することにする。駐車は1台がやっと。

いよいよ雨が降りだしそうだ。カメラと傘を持って出発する。登山道へ入り、下り加減の道をわずか歩くと山頂へ向けて直登していく急登となる。高低差150メートル、傘をストック代わりにして急坂を登りきると山頂だった。
ついに雨が落ちてきた。ガイトブック通りの展望台で、眼下にはもやった視界の中に山形盆地が広がっている。
展望案内板があり、大東岳から蔵王連峰方面が詳しく書かれている。蔵王、神室の山々が雲に溶け込むように淡く望見できた。
天気が良いと月山なども望めるようだ。

帰りは新道へのコースをとる。手入れの行き届いた道で、こちらは遊歩道である。降りだした雨に、傘をさして足をせかせた。
県道へ降りたったところが新道登山口、コース案内板とすぐ近くには整備された駐車場もある。
少し強くなった雨脚の中、県道を山王登山口へと急いだ。

無事5日間の東北山旅を終えて帰路につく。雨は篠つくような本降りとなった。国道287号線で長井市を抜け、113号線へ入る。途中の『道の駅関川』で温泉入浴、一休みしてから日本海東北道の中条ICから高速へ入り、一路長野へと向かった。
この東北山旅で登った山≫
栂峰 硯上山 翁倉山 七ツ森(笹倉山・松倉山) 甑岳 黒伏山 面白山 長井葉山 白鷹山 富神山