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手倉山(てくら)=672メートル

宮城・福島県 2007.10.21 単独 マイカー 地図 青葉北西 手倉山 一等三角点
コース 砂川集落一軒家付近へ駐車(7.00)---手倉山(7.40-50)---駐車場所(8.10)
手倉山一等三角点
国地院2万5千図のみが頼りの一等三角点探し。

早朝岩岳へ登るために国民宿舎あぶくま荘や不動滝の看板を目にしながら走っているとき、左方面清滝への道を見送る分岐に『岩岳、手倉山』の小さな道標があった。そのときはまさか次に予定している手倉山の名前がここに出てくるとは思わなかった。ラッキーという感じ。この先にも道標があるかもしれないと期待した。しかしその先にはもう手倉山という道標は一つも見かけることはなかった。

目標は2万5千図に載っている砂川という集落、県道でその付近まで行けば何とかなりそうだ。ところが途中で何本もの林道が枝分かれしていて気持ちが迷いはじめる。
一本の林道らしい道を選んで進入、一軒家が見える。空き家ではなさそうだ。ここが砂川らしい。その先幅2メートルの細道ながら舗装されている。しかし両側からススキなどの背丈のある雑草が思いきり道へ覆いかぶさって先が見えないほど、こんなところへ突っ込んだら真新しい愛車がかわいそう。ほんの少し先に駐車できる場所が見つかり、ここから歩くことにする。

地図の林道を頼りに、半分ほどしか自信が持てないまま足を進めると、いやに立派な未舗装の林道へ交わった。わかっていればこの道を選ぶべきだった。方向を確認するとこの林道が手倉山山頂へ向かうものにまちがいなさそうだ。
路面状態も比較的良好で、私のミニバンでも走行できたかもしれない。

途中2箇所ほどひどいぬかるみに靴を汚して通過、左手はかつて牧場として利用されていたらしい柵などのあとがそのまま残されていた。地形も山というより丘陵地という感じに見える。
林道の突き当りはDocomoの電波中継施設だ。地形は山頂というより大きな平坦地、三角点がどこにあるのか、施設を囲うフェンスの周りなどを探すが見つからない。フェンス門扉の前に立って左手を見るとほんのわずか小高く見えるところがあり、踏跡らしい痕跡も見えた。たどって見ると一等三角点があった。こんな感じで三角点を探せなかった例が過去には何回もあったが、今回はラッキーだった。

三角点標石を写真に収めて駐車場所へと戻った。

時刻はまだ早い。このあと予定通り蛤山へ登るべく、車を七ヶ宿ダム方面へ向けた。